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【iPhone】“熱くなったとき”そのまま使うの絶対やめて!→知っておくべき《5つの対処法》とは?

  • 2025.7.13
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

iPhoneを使用中、端末が熱くなることがあります。

軽度であれば問題ありませんが、高温状態が長く続くとバッテリー性能が劣化したり、動作不良を引き起こしたりするおそれがあります。

そこで今回は、iPhoneが発熱する主な原因と、すぐに試せる対策、そして日常的に実践できる習慣的な行動について解説いたします!

iPhoneが発熱する原因

iPhoneが熱くなる原因は、主に使用環境やデバイスの負荷によるものです。Apple公式サポートでは、以下の要因により発熱が発生しやすくなります。

・高温環境での使用
直射日光下や車内など、周辺温度が35℃を超える場所での使用。たとえば、夏場のビーチや閉め切った車内でiPhoneを使うと、内部温度が上昇しやすくなります。

・高負荷なアプリや処理
動画編集やゲーム、ARアプリなど、CPUやGPUに負荷をかける作業を長時間行うと熱を発しやすくなります。

・充電中の使用
充電しながら動画視聴やゲームをすると、バッテリーとプロセッサの両方が熱くなります。

・ケースやカバーの影響
通気性の悪いケースを使用すると、熱がこもりやすくなります。特に厚手の素材や密閉性の高いケースは注意が必要です。

・ソフトウェアの問題
バックグラウンドでGPSを継続的に使用するアプリや、OSの不具合が原因でプロセッサに過度な負荷がかかる場合があります。

・初期設定中
新しいiPhoneのセットアップ時や、バックアップから復元している際は、多くの処理が行われるため発熱する傾向があります。

iPhoneの発熱が続くと、本体の温度を調整するため、充電速度の低下、ディスプレイの輝度低下、カメラのフラッシュの無効化、モバイルデータ通信速度の低下といった挙動を示すことがあります。

i最悪の場合、「iPhoneの温度が高すぎます」という警告メッセージが表示され、デバイスの動作が一時的に停止することもあります。

https://support.apple.com/ja-jp/118431
出典画像:Apple

すぐに効果を発揮する発熱対策

iPhoneが熱くなった際、迅速に対処することでデバイスへの負担を軽減することが可能です。

1|涼しい場所に移動

直射日光や高温の環境を避け、エアコンの効いた室内や日陰に移動し、デバイスを冷却してください。

2|充電を一時中断する

充電をしている場合は、ケーブルを外し、バッテリーへ負荷を与えないようにしてください。もちろんワイヤレス充電パッドも同様に厳禁です。

3|使用を一時停止

バックグラウンドで動作しているアプリも含め、不要なアプリは完全に終了させましょう。これにより、デバイスの負荷を軽減できます。

4|電源を切る

一度電源を完全にオフにし、数分間放置することで、本体の熱が効率的に放出されます。

5|ケースを外す

ケースは放熱を妨げる可能性があります。発熱時にはケースを外して熱がこもるのを防ぎましょう。

習慣的に取り入れるべき予防策

日頃から以下の習慣を意識することで、iPhoneの過度な発熱を未然に防ぐことが期待できます。

1|最新のiOSにアップデートする

Appleは定期的にソフトウェアアップデートを配信し、発熱やパフォーマンスの問題を改善しています。iOSを最新バージョンに保つことが重要です。

2|適切な環境での使用を心がける

直射日光を避け、夏場の屋外では、ポケットやバッグに収納しましょう。また、冬場の低温環境でも、0℃以下では動作が不安定になるため注意が必要です。

3|不要な通信機能をオフにする

使用していないときはBluetoothをオフにして、できる限りWi-Fi環境でiPhoneを使いましょう。また、バックグラウンドでの通信もバッテリーや処理能力に負担をかけるので、位置情報サービスは「アプリ使用時」のみに設定することを推奨します。

[位置情報サービスを「使用中のみ」に変更する方法]
1.[設定]から「プライバシーとセキュリティ」をタップ

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画像:筆者撮影

2.「位置情報サービス」をタップ

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画像:筆者撮影

3.アプリを選択し、「このアプリの使用中」もしくは「このアプリ/ウィジェットの使用中」を選択

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画像:筆者撮影

4|高負荷アプリの連続使用を避ける

ゲームや動画編集アプリなどは端末に高い負荷をかけます。使用時間を区切り、定期的に冷却時間を設けることが重要です。

5|バッテリー管理を意識する

バッテリー消耗が少ない20〜80%の範囲を維持するよう心がけ、バッテリーが良好な状態を保ちましょう。

適切な処置と発熱予防対策でiPhoneを長く使おう

iPhoneの発熱は、高温環境や高負荷な使用、ケースの影響などによって引き起こされます。

慌てずに適切な対処をすれば元に戻ります。また、習慣的に予防することで発熱しにくくなるので、ぜひこの機会に実践してみてください!


ライター:さかもとちひろ
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー、サービス、マネーなどを執筆。趣味は映画鑑賞と飼いねこと遊ぶこと。2級FP技能士
編集:TRILLニュース