趣味・習い事が続かない人に共通する 《3つの特徴》　 自己嫌悪に陥る前に、知っておきたいこと

飽きっぽいから？ それだけではないかも

プライベートの時間を充実させようと習い事や趣味を始める大人は多いですが、一方でどれもあまり長続きせず「自分は飽きっぽいのだろうか」と自己嫌悪するケースも少なくないのではないでしょうか。しかし、それは自身の性格的な問題ではなく、趣味の選び方が間違っているだけかもしれません。趣味や習い事が続かない人には、ついやってしまいがちな共通パターンがあります。

「雑誌で良いって見たから」「最近流行っているし」といった理由で習い事を選んでいませんか？ もしそうであれば、長続きしないのは選び方が下手なのかもしれません。

人気の習い事が気になったり、やってみたいと思ったりすることは誰にも起こり得ますが、周囲の影響を受けて選んだ場合「通うが面倒くさくなってきた」という結果になりがちです。

しかし、続かなかった理由を「飽きっぽかったから」と判断するのは少しちがうかもしれません。「自分が本当にしたいことではなかった」だけです。

逆に言えば、とりあえずやってみたことでも「意外とストレス発散になった」「こんなに面白いって知らなかった」などとやる気が湧いてくることもあるので、いろいろなことを試してみればいいのではないでしょうか。

自分が心から楽しんだり興味を持てたりする習い事に出合うために、自分の素直な感想に耳を傾けてみましょう！

「資格を取っておけば仕事に有利かも」「これは将来役に立つかも」という視点で習い事を選んでいませんか？ 自分の興味や関心よりも、役に立つかどうかを基準に選んでしまうと長続きしない一因になります。

スキルアップのための習い事はもちろん悪くないですが、義務感が先に立ってしまうと「楽しい」という気持ちを感じにくい時間を過ごすことになります。

仕事の延長として資格取得や語学習得が必要であれば、趣味の時間とはまた別に時間を確保するのがおすすめです。

まずは「理屈なく楽しめる」「気持ちが充実する」ような趣味を探して、日々のストレス発散や息抜きになるような時間を持つことを目指しましょう。

「おしゃれなトレーニングウェアーを探さなきゃ」「どうせなら最新の道具を買いそろえてから」と、準備段階で気合が入り過ぎると、始める前に燃え尽きてしまうという落とし穴が。

趣味や習い事を完璧な状態で始めようとした結果、なかなか取り掛かることができず熱が冷めてしまったり、期待ばかり高まり過ぎていざ始めてみたら「思っていたものではなかった」とがっかりしてしまったりする人も多いようです。

せっかくそろえてもその習い事が自分にとって本当に楽しいかどうかは未知数。ムダな出費になってしまわないように、まずは気楽に始めてみることが大切です。実際にやってみて、もっと続けたいと感じられてから本格的なアイテムをそろえる気持ちで始めてみましょう。

「続かない＝飽きっぽい」と落ち込む必要はありません。趣味の選び方がこれまでうまくいかなかっただけのこと。好きな食べ物やドラマが人によって違うように、趣味や習い事の合う・合わないも人によって異なります。

まずはいろいろな分野を試して、自分が「好きだ」と感じられる趣味や習い事を見つけてみてください。

（オダカシオリ）