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「これ、ついやってるかも…」使いにくさが加速する!“キッチン収納のNG方法”3選を【整理収納アドバイザーが解説】

  • 2025.7.12
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「キッチンの片づけ、ちゃんとしているつもりなのに使いにくい…」そんなお悩みはありませんか?収納はただ物をしまうだけでなく、使いやすさや安全性も重要。整理収納アドバイザーの視点から、実は見逃されがちなキッチン収納のNGポイントを3つご紹介します。

これを知れば、「あれ?うちの収納、これやってたかも…」と思うこと間違いなし!今日からできる改善ポイントを押さえて、ストレスフリーなキッチンライフを手に入れましょう。

やってはいけない!キッチン収納の盲点とは?

キッチンは料理を作る場所だけあって、多種多様なアイテムが行き交うエリア。

だからこそ収納に気を遣わず、見た目重視やただ大量に詰め込むだけの方法だと、使い勝手が一気に悪化します。

よくある失敗として「取り出しにくい場所に置く」「種類ごちゃ混ぜ収納」「湿気や汚れを考慮しない収納」が挙げられます。

たとえば、普段よく使うものを奥にしまってしまうと調理中に手間取ったり、油はねや水しぶきで汚れが溜まりやすい場所に食器を置くと清潔さが損なわれたり。

さらには、種類がバラバラに混ざっていると探す時間やストレスが増大します。これらは見た目では気づきにくく、忙しい毎日の中で少しずつ「使いにくさ」として蓄積してしまうのです。

これで解決!整理収納アドバイザーが教えるNG3選と改善ポイント

それでは、具体的に気をつけたいキッチン収納のNG3つをご紹介します。

1. 高い場所や奥に重要なアイテムを収納する

多くの場合、「使う頻度が高いアイテムは“目線〜腰の高さ”に収納」「高所は使用頻度が低い季節物や予備品に限定」とすることが鉄則です。

高い棚や奥深い場所にしまうと、無理な姿勢で取り出そうとしてケガの原因にもなりかねません。

「使う頻度×重さ×使用者の身長」に応じたゾーニングによる収納が基本なので、例えばよく使う調味料や調理器具はコンロ周りの手の届きやすい場所にまとめて置きましょう。動線を考えた配置が大切です。

2. まとめて入れすぎて中身が見えない

「たくさん入るから」と大きな箱やケースにアイテムを詰め込み過ぎるのもNG。

中身が見えず、何がどこにあるかわからなくなる上に、必要なものを取り出すときに全部引っ張り出す羽目に。ここは透明の収納ケースや仕切りを活用し、種類別に小分けするのがおすすめです。

「1カテゴリー1ボックス」や「使用目的ごとにラベリング」を意識するだけで探す手間が大幅に減り、家族や子どもでも片付けられるようになります。

3. 湿気や汚れを考慮しない収納

キッチンは水まわりも多く、蒸気や油はねで収納内が湿りやすい場所。

湿気の多いところに紙製品や布製アイテムを無造作に置くと汚れが付きやすくカビやニオイの原因に。対策としては、アルミラックの使用、棚板シートを敷く、定期的な換気や除湿剤を設置する、などが考えられます。

アドバイザーの推奨としては、調理台下の収納は定期的に“引き出しごとに掃除・見直しをする習慣”をつけること。

これだけで、キッチンは格段に快適になります。実際に改善を行った家庭でも「調理がサクサク進む」「お片付けがラクになった」という声が多く届いています。

キッチン収納は「使いやすさ」が何よりのポイント!

キッチン収納で失敗しやすいポイントは、使う人の動線や日々の使い勝手を意識していないことにあります。今回は、特に避けたいNG収納方法3つを挙げましたが、根本は「無理なくスムーズに取り出せて、清潔に保てること」が一番の理想です。

収納方法を見直す際には、「どの調理で何をよく使うのか」「湿気や汚れの影響を受けやすい場所はどこか」「家族みんなが使いやすい配置か」という視点を持って検討してみましょう。

収納をちょっと工夫するだけで、毎日の料理の時間がグッと快適になりますよ!


監修者:坂上 正洋(株式会社ストレージ王 経営企画室/ 整理収納アドバイザー)

https://www.storageoh.jp/

株式会社ストレージ王は、セルフストレージ方式のトランクルームの企画・開発・運営・管理を手がける企業。現在、東京・岡山を中心に205店舗、約11,800室以上のトランクルームを展開している。 トランクルームは、季節家電や衣類の保管、コレクションや思い出の品の収納、住空間の調整、防災備品の保管など、様々な用途で利用されている。