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「それ、片付け失敗の原因です!」→プロが明かす『片付け苦手さんの5つのNG習慣』とは?【整理収納アドバイザー監修】

  • 2025.7.10
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「片付けてもすぐに散らかってしまう」「やる気はあるのに続かない」そんな悩みを抱えていませんか?実は、片付けがうまくいかない背後には、何気ない毎日の“NG習慣”が潜んでいることが多いんです。

プロの整理収納アドバイザーが指摘するのは、知らず知らずのうちに繰り返している失敗パターン。この記事では、誰もがやりがちな片付けの落とし穴から抜け出し、スッキリ快適な暮らしにつながる正しいルーティンへのヒントをご紹介します。

つい陥りがちな「片付け失敗の原因」にはどんなことがある?

片付けが続かずリバウンドしてしまう理由は、単に「片付ける時間がない」「物が多すぎる」だけではありません。多くの人が無意識に行っているルーティンが、かえって乱れた状態を助長しているのです。

たとえば、「まとめて片付けよう」と一気に始めること。確かに一度に片付けるとスッキリする気がしますが、途中で疲れて挫折しやすく、結果的に中途半端なところで終わってしまうことがほとんど。

また、「片付ける場所を決めていない」「使っていないものを処分しない」といった習慣も、モノが増え続ける原因になります。

さらに、「片付けを頑張った日は自分へのご褒美でつい買い物してしまう」「よく使うものをしまい込む」など、本人は意図していなくても習慣化している行動が整理整頓を邪魔しているケースも。

他には捨てる際の“罪悪感”や“思い出”、「高かったから…」と躊躇してしまう心情も、片付けの際の障壁になります。これらは“ありがちなNGルーティン”としてプロからも指摘されています。

具体的なNGルーティンとその改善ポイントを徹底解説!

では、どのような習慣がNGなのか、そしてどう改善すればよいのかを具体的に見ていきましょう。

1. 一度にまとめてやろうとする

大掃除的な感覚で部屋を一気に片付けようとすると、途中で疲れてしまったり、やる気が続かずに中断しがち。結果的に結局乱れたままになり、「片付けられない部屋」のレッテルが貼られがちです。プロは「毎日10分程度の小分け作業」を推奨。無理せず続けることが大事です。

2. 定位置ルールが曖昧

物を置く場所が曖昧だと「とりあえずここに」という癖がつき、散らかりやすくなります。

使用頻度や用途に合った場所を決めることが片付けの基本。見た目の美しさだけでなく、使いやすい配置にすることがポイントです。SNS映えする美しさのために全てしまい込みすぎて“見えない=使えない”になってしまうケースもあるため注意しましょう。

3. 断捨離を先送りにする

「いつか使うかも」と溜め込む癖は大敵。

プロが強調するのは、定期的に「本当に必要なものだけ残す」判断をすること。捨てる勇気とタイミングが、キレイな空間を保つ秘訣です。ただ、どうしても判断に迷うものは「保留BOX」を設けて、1か月後に再度判断するという方法もアリですよ。

4. 使うものを収納の奥にしまう

日常的によく使うものは手の届きやすい場所に置くべき。使いにくい場所だと、「出す→使う→片付ける」という基本サイクルが乱れ、面倒になってしまいます。収納の工夫で「使いやすさ」を最優先にしましょう。

5. 片付けた直後に買い足すクセ

「すっきりしたから新しいものを買いたい」という気持ちはわかりますが、これも注意が必要。

物が増えればまた片付けに苦労し、悪循環に陥ります。まずは今あるモノの見直しや整理から始めましょう。ただし、スッキリと片付けが出来たら、“その状態を30日維持できたら1つ買う”といったご褒美買いは片付けのモチベーションアップにもつながります!
“習慣化後の楽しみ”に変えましょう。

日々の小さな積み重ねが片付け上手を作る

片付けがうまくいかない背景には、一日の中で無意識に繰り返しているNG習慣がたくさんあります。しかし、生活の中での小さな意識改革とルーティンの見直しで、驚くほど快適な空間を維持することが可能です。

例えば、「使ったらすぐ元の場所に戻す」「溜め込まずに定期的に見直す」「片付けは毎日少しずつ」といったシンプルなルールを生活に取り入れてみましょう。初めは気を付けていてもつい忘れがちですが、少しずつ習慣化するうちに、自然とスッキリとした部屋が当たり前になります。

また、適材適所の収納アイテムを活用し、使いやすさを優先した整理法を知ることは、片付けのモチベーションアップにもつながります。忙しい日々でもストレスなく実践できる方法こそ、長続きする秘訣です。

「片付けが苦手」と思う前に、自分の身近なルーティンを振り返ってみること。この意識改革が、あなたの生活をガラリと変えるスタートになりますよ。

まとめ:片付け成功は“習慣の見直し”から始まる

片付けが失敗に終わる原因は、実は日常に潜む“ありがちなNGルーティン”にあります。

一度に無理して片付ける、収納場所が曖昧、物を捨てられない、使い勝手を考えない収納などは典型的な失敗パターンです。大事なのは小分けでコツコツ進めることや、使いやすさ重視の収納場所決め、物の見直しを習慣化すること。

まずは“家の中で定位置がない物を1つ見つけて場所を決める”ことから始めてみましょう。

毎日の小さな習慣の積み重ねが、片付け成功の確実な近道です。あなたの家も、心もスッキリと快適な空間へと生まれ変わるはず。今日から“片付けが失敗する理由”にさよならしませんか?


監修者:坂上 正洋(株式会社ストレージ王 経営企画室/ 整理収納アドバイザー)

https://www.storageoh.jp/ 
株式会社ストレージ王は、セルフストレージ方式のトランクルームの企画・開発・運営・管理を手がける企業。現在、東京・岡山を中心に205店舗、約11,800室以上のトランクルームを展開している。 トランクルームは、季節家電や衣類の保管、コレクションや思い出の品の収納、住空間の調整、防災備品の保管など、様々な用途で利用されている。