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整理収納アドバイザー「それ、実は逆効果です!」→かえって家が散らかる【収納グッズのNGな使い方】とは?

  • 2025.7.7
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

収納グッズは、家をスッキリ保つための強い味方。でも、「買ったはいいけど、かえって散らかってしまった…」なんて経験、ありませんか?

実は、多くの人がやってしまいがちな“NGな使い方”が、逆効果になっているんです。収納アイテムは上手に使えば大活躍ですが、使い方を間違えると収納スペースのムダ遣いやかえって物が積み重なってしまうことも。

今回は、そうした失敗例を取り上げて、失敗しない収納グッズの使い方について解説します。

気をつけたい収納グッズのNGポイントとは?

まず押さえておきたいのが、収納グッズは“買ってから片付ける”のではなく、物の整理をしてから必要なものを選ぶ”のが基本ということです。

例えば、見た目のかわいさやおしゃれさに惹かれて購入したけど、本来の収納目的と合っていないアイテムを使うと、物が収まり切らなかったり、使わなくなってしまって無駄になるだけでなく、不要物を溜め込んでしまったりする傾向に。

また、収納グッズに頼りすぎることも注意。特に大容量のバスケットやボックスをたくさん並べると、中に何が入っているか分かりにくくなってしまい、必要な物を取り出す際にかえって散らかる原因に。実際に、収納した物を把握できていないと、同じ物を何度も買ってしまうことも。

さらに、収納グッズの使い方としてありがちなミスが「詰め込みすぎ」です。無理に入れ込むことで、収納物が取り出しづらくなったり、スペースが不自然に盛り上がってしまい、かえって生活感が出てしまいます。収納スペースは余裕をもって使うことが、散らかり防止のポイントです。

具体例から学ぶ!上手な収納アイテム活用法

例えば、キッチンの収納グッズでありがちなNGは「重ねすぎるケース」です。

透明なプラスチックケースで小物をまとめるのは便利ですが、積み上げすぎてしまうと下の物が取り出しにくくなるだけでなく、見通しが悪くなって散らかって見える原因になります。

また、クローゼットの収納でよくある失敗例は「ラベルをつけない、もしくは見えにくい場所につける」こと。

ラベルなしで分類すると、「どこに何が入っているか」分からず、結局物を出しっぱなしにしたり、違う場所に置きっぱなしになることも。ラベルは必ず見やすい場所に貼り、定期的に中身を確認する習慣をつけましょう。また、貼ったラベルも定期的に見直しが必要です。

さらに、小さな収納ケースに無理やり多くの物を詰め込みすぎることで、取り出しづらくなり物を掘り出すときに散らかるパターンも多いです。アイテムごとに適切な数の収納ケースを用意し、余裕を持って整理するとストレスも減ります。
収納ケースは、入れる予定の物を“仮置きしてサイズを測ってから”購入するのがおすすめ。手持ちのグッズが活かされやすくなります。

使いづらくて持て余している収納グッズは、フリマアプリや地域のリサイクルセンターなどに出す選択肢も。使いやすい人の手に渡ればお互いにメリットになりますよね。

シンプルイズベスト!収納成功のコツを押さえよう

収納グッズのNGな使い方を避けるためのポイントは、「目的に合ったアイテム選び」「中身が見えて分かりやすい収納」「詰め込みすぎない適切な量の収納」の3つです。これらを守るだけでグンと生活がラクになります。

まずは、持っている物の種類や量をしっかり把握してから、それに合った収納アイテムを選びましょう。安易に数だけ増やすのではなく、使い勝手を優先することが散らかり防止の第一歩です。

また、収納ケースは透明またはラベル付きのものがおすすめ。何がどこにあるか一目でわかれば、物を戻す習慣も自然に身につきます。こまめに中身の整理をして「ここに何がある」という状態を保つことも大切です。

そして、収納スペースに余白を持たせておくことで、無理なく物を片付けられ、散らかりにくくなります。物を詰め込みすぎるとかえってストレスになるので、適度に見直しや断捨離を続けることも効果的ですよ。

まとめ:賢く使って収納グッズを味方にしよう

収納グッズは、ただ購入して置くだけでは「気づけば散らかり場所」になりがち。

ポイントは使う「目的」と「量」を見極めて、自分の生活スタイルに合った収納方法を選ぶことです。
また、中身が一目でわかるラベルや透明素材を活用し、取り出しやすさを重視するのがコツです。

無理な詰め込みやグッズ増やしは避けて、適正な量の収納を心がければ、あなたの家もきっとスッキリ快適になりますよ。


監修者:坂上 正洋(株式会社ストレージ王 経営企画室/ 整理収納アドバイザー)

https://www.storageoh.jp/

株式会社ストレージ王は、セルフストレージ方式のトランクルームの企画・開発・運営・管理を手がける企業。現在、東京・岡山を中心に205店舗、約11,800室以上のトランクルームを展開している。 トランクルームは、季節家電や衣類の保管、コレクションや思い出の品の収納、住空間の調整、防災備品の保管など、様々な用途で利用されている。