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「買ってしまうと手遅れになります…」整理収納アドバイザーが教える、【失敗しない収納グッズ】の選び方

  • 2025.7.19
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

収納選び、つい見た目や価格だけに気を取られて失敗した経験はありませんか?

「スペースに合わなかった」「使い勝手が悪い」「後で買い替えるはめに…」そんな悩みは基本を押さえることでグッと減らせます。

この記事では、誰でも実践しやすい収納選びのポイントや長く使い続けられるコツを分かりやすくご紹介。ごちゃつく部屋をすっきり整えて、暮らしをもっと快適に変えてみませんか?

収納失敗の多くは「選び方の基本」不足にあり!知っておきたいポイントとは

収納を選ぶ際、多くの人が「見た目のデザイン」や「値段の安さ」に気を取られがちです。しかし、収納がうまく機能しない本質的な原因はその前の段階、つまり「収納の目的や使う場所」「収納物の種類や量」をしっかり考慮していないことにあります。

たとえば、「リビング用におしゃれなケースを買ったけど、思ったより中身が入りきらなかった」「クローゼット用のボックスを買ったけど、出し入れしづらくて使わなくなった」など、これらは収納の用途とサイズ、使いやすさを事前に明確にしていなかったことが原因です。

整理収納アドバイザーは、まず「どんなものを収納したいか」「誰がいつどのように使うか」を明確にすることが成功の第一歩と考えています。収納物の「種類」「量」「頻度」を把握しないまま購入すると、結局は使い勝手が悪くて収納そのものが迷惑になってしまいかねません。

また、収納する場所の寸法を正確に測ることもとても大事です。狭いスペースや入り口の幅、棚の高さなど、事前に確認しなければ、収納家具がそもそも入らない、という事態も起こりえます。

暮らしに合わせた素材・サイズ・使い勝手の視点で収納を長持ちさせる

収納選びのポイントを押さえたら、次に意識したいのが「素材」と「デザイン」。

例えば、キッチンや洗面所など湿気が多い場所にプラスチック製の収納用品を使うのは合理的ですが、高温になる場所や重い物の置き場には金属や木製が適しています。素材ごとの耐久性やお手入れのしやすさも考慮することで、結果として長く快適に使うことができます。

また、収納の「サイズ感」はとても重要です。収納したいモノが入ることはもちろんですが、中身を取り出しやすいか、さらに重ねたり並べたりしたときに安定するかどうかも忘れてはいけません。収納棚やボックスの中にさらに仕切りや小分けケースを上手に活用するのもおすすめです。日常的に使いやすい設計を心がけることで、整理整頓へのハードルが下がり、結果として散らかりにくい部屋になります。

収納するものを使う「頻度」にも注意しましょう。毎日使うもの、出番の多いものは取り出しやすいところに。月に一度程度だったりシーズン物は高いところや低いところなどワンアクション追加して取り出すところにと意識することが重要です。

加えて、収納アイテムの色味や形状は部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。バラバラと揃っていないものよりも、落ち着いたトーンで統一すれば、部屋全体にまとまりが出て視覚的にもスッキリしますよ。

失敗しない収納選びで暮らしをもっと快適に!まとめのヒント

収納に悩んだときには、家の外に"保管場所"を設けるのも一つの方法です。

季節家電や普段使わない趣味の道具などをトランクルームに保管することで、今本当に必要な物だけを身の回りに置き、空間にゆとりを持たせることができます。都市部では特に収納スペースの不足が課題となっており、モノを減らすだけでなく「居住空間」と「保管空間」を分けることで、スぺパと掃除の際のタイパも叶う暮らしが実現します。

収納選びは「何をどれだけしまいたいのか」「使う人や場所はどこか」「収納場所のサイズ」をしっかり把握することが何より大切です。ここをおろそかにすると、いくら魅力的なデザインや安価な収納グッズでも使いづらくなり、結局は散らかりの原因に。素材の特徴にも注意しながら、長く使える丈夫なものを選ぶこともポイントです。そして、収納グッズは機能性とともにインテリアとの調和と統一性も意識すると、部屋が見た目にも気持ちよくまとまります。

この基本さえ押さえれば、迷わず失敗の少ない収納が選べ、物が本当に使いやすく片づく暮らしに一歩近づけます。ぜひこの記事のポイントを思い出しながら、自分にぴったりの収納選びを楽しんでくださいね。


監修者:坂上 正洋(株式会社ストレージ王 経営企画室/ 整理収納アドバイザー)

https://www.storageoh.jp/
株式会社ストレージ王は、セルフストレージ方式のトランクルームの企画・開発・運営・管理を手がける企業。現在、東京・岡山を中心に205店舗、約11,800室以上のトランクルームを展開している。 トランクルームは、季節家電や衣類の保管、コレクションや思い出の品の収納、住空間の調整、防災備品の保管など、様々な用途で利用されている。