「真夏に停電…エアコンも止まった」地獄絵図への対処法に「すごい良い事知った」「熱中症対策にも」

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今回は、『雑学王子ミツル - 役立つ雑学』の中から、『【停電対策】尿素と水で“溶けない氷”大量制作！作り方と注意点！』という動画をピックアップ！15万回以上再生（2025/7/24時点）されているこの動画では、電気なしで冷却できる「瞬間冷却パック」を自作できる方法が紹介されています。

停電対策になる「瞬間冷却パック」はどのように作れば良いのでしょうか？作り方と注意点をあわせてご紹介します！

瞬間冷却剤を大量に自作！

もし、この真夏に大震災が起きたら…停電期間が長期になると予想されます。

もしもの時を想定し、前回はダイソーにある「乾電池で回る冷風クーラー」と、パンチするだけで中身が化学反応して30分はキンキンに冷える「瞬間冷却剤」について検証した配信者さん。

今回は、リスナーさんから紹介してもらった「あるものに水を加えるだけで、化学反応が起きて瞬間冷却剤が大量に自作できる方法」を紹介することに。

作れる量は10kg以上！氷でないので、作っても溶ける心配はありません。まさに「溶けない氷」。水を入れるだけなので、作らずに材料だけ備蓄しておき、震災等で停電したら使う分だけ作ればOKです。

使うものは「尿素」。そもそも、配信者さんが前回紹介したダイソーで販売されている瞬間冷却剤の内容成分も「尿素と水」になっています。瞬間冷却剤はパンチすることで中の水袋が割れ、尿素と混ざり合うことで冷える仕組み。これを今回は、簡単に自作してみようというわけです。

尿素は、ホームセンターや通販サイトで「園芸用肥料」として販売されています。簡単に購入できるものなので、5kg、10kgと備蓄しておけば良いとのこと。ただし、保管や廃棄にはいくつかの注意が必要なため、それについては後半でお知らせしています。

ダイソーの瞬間冷却剤は260gで1個200円。しかし、尿素を購入して自作すれば、1個あたり36円で大量備蓄できるとのこと。100個作ったとしても3,000円ほど。販売店によって異なるものの、ネットでは3kg800円で販売されている尿素もあったといいます。

大きな地震があった場合、震源に近い地域では数日から数週間、そうでない地域でも計画停電によりエアコンなしでの生活が予想されます。そのため、夏には必須の防災アイテムといえそうです。

材料3つで作る「瞬間冷却パック」

今回使うアイテムは3つ。1つ目は「尿素」。2つ目が「水」。そして3つ目は「ジップロック」です。

そもそも尿素とは、ほぼ「窒素」だといいます。水草水槽に関わっている配信者さんによると、窒素は植物が育つための必須3大栄養素「窒素・リン・カリウム」のうちの1つなのだそうです。

実際に尿素を開けてみると、白い粒状のものが入っています。名前に「尿」とついていますが、もちろん尿ではありません。科学的に作られたもので、あくまでも尿に含まれる成分の1つとのこと。名前から考えると、ニオイが気になる方もいるかもしれませんが、配信者さんがニオイを嗅いでみたところ、特に臭さは感じなかったようです。

ただし、尿素は開けたあとの保管方法に注意が必要だといいます。開けたあとは密閉し、冷暗所に保管しなければなりません。

さらに、乾燥剤を一緒に入れればより安心です。冷蔵庫に入れてしまうと、吸湿して効果が弱まるおそれがあるため、入れないほうが無難なのだそう。

ここからが、いよいよ「瞬間冷却パック」の作り方です。実際に使用する際は、ジップロックに水と尿素はそれぞれ100gずつを入れて200gにして作ります。

近所に井戸水がある場合や川が近い場合はすぐに水は手に入るため尿素だけ備えておけば良いですが、そうでない場合は水の保存が必要です。しかし、そもそも水を長期保存して腐ったとしても、飲み水ではないため問題ありません。ダイソーで購入できる折り畳み式の水を入れるタンクを購入し、水を入れて押し入れなどで保存しておくのも良いといいます。

そして、使用する際には、先ほどのジップロックを混ぜ合わせます、すると、化学反応で温度が低くなり、めちゃくちゃ冷たい状態に！

34度の室内で実験をしている配信者さんにとってはとてもありがたいアイテムになりました！

瞬間冷却パックのもち時間は？

瞬間冷却パックは簡単に作れましたが、いったいどのくらいの時間効果を発揮するのかは気になるところ。そこで、何分もつのか測ってみることに。ちなみに、前回使用したダイソーで販売されていた瞬間冷却剤のもち時間は30分ほど。こちらは何分もつのか気になるところです。

さて、なかには水漏れするのではないかと心配する方もいるでしょう。しかし、ジップロックは頑丈なため、逆さにして振っても全然漏れることはありません。

また、冷却剤をもっと冷たくする方法の1つとして、「尿素の量を少し増やす」ことができます。そうすると、さらに冷たくなりますが、持続時間はその分短くなるのだそう。

一方で、尿素の割合よりも水を増やすことで、持続時間が長くなりますが、ちょっとぬるくなるとのこと。その時の状況などに合わせて、好きに使い分ければOKなのだそうです。

ここで１つ、問題が発生！前回の動画では市販の瞬間冷却剤は、今回と同じ状況で30分は冷えていました。しかし、今回は15分ほど経過したところで、すでにかなりぬるくなってきました。瞬間冷却剤にも個体差があるのかもしれません。一方で、自作の瞬間冷却剤は変わらずに冷たい状態でした。まだ尿素が溶けていない部分があるので、振りながら使うことで気持ちよく冷たさを感じられたようです。

また、ジップロックは折っても大丈夫なので、クルクルと小さく丸めて使うのもおすすめ。小さくすれば首元にも当てやすくなります。使い勝手も抜群のようですね。

その後実験開始から19分くらいが経つと、尿素で作った方もだんだんとぬるくなってきました。原材料は一緒なため、100均で販売されている瞬間冷却剤と同じくらいの効果のようです。

捨てる時の注意点

尿素はもともと肥料なので、土に捨ててもOKです。ただし、土に尿素が加わることは問題ありませんが、同じところに何度も何度も捨ててしまうのはおすすめできないといいます。特に、植木や植物、野菜を育てている方は注意が必要です。または、排水口に流しながら水も一緒に流す方法でもOKとのこと。捨てる手間がかからないのも嬉しいポイントですね。

実験は大成功！30年以内に南海トラフ地震が発生する確率は90%以上といわれています。暑い真夏にきてもいいように、こういったものを備えておくと安心かもしれません。

「有益な情報！」の声

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

これは震災の停電時だけではなく、急な発熱時に予めアイスノンが切れてた時にも応急的に使える。
ありがとう。

わぁ！すごい良い事知った！ちょうど熱中症になりやすい長毛猫の防災用冷却剤に困ってたんです！しかも趣味が家庭菜園だし賞味期限もないなんて最高！

500や2000ccのペットボトルに入れて使った事があります。タオルで巻いて持っていると気持ちいいです。持続時間が長ければ使いやすいのですが……。

20度の水と10度の水で冷え方変わるから、もっとキンキンにしたい人は水を冷蔵庫に入れて冷やした物を使うといいですよー

しかも外で天日干しすれば尿素が残ってまた使えますよ！

100均とかにある紫外線を通さないアルミジッパーバッグに入れたら持続時間伸びるかな〜？

災害対策はもちろん、熱中症対策にもぴったりな「瞬間冷却パック」の作り方には、多くの人からの注目が集まりました。作ったことのある人もいるようで、さらなる改良のアイデアも。

すぐにでも備えられる「瞬間冷却パック」作り、挑戦してみるのもいいかもしれません。

動画：【停電対策】尿素と水で“溶けない氷”大量制作！作り方と注意点！
協力：雑学王子ミツル - 役立つ雑学

※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています

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