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ジョニー・デップ、「MeTooの実験用ダミー人形にされた」

  • 2025.6.23
Johnny Depp attends the "Che Tempo Che Fa" TV show at Nove Studios on October 27, 2024 in Milan, Italy.

ジョニー・デップが、元妻アンバー・ハードとの名誉棄損裁判を振り返り、「MeTooの実験用ダミー人形にされた」と語った。ふたりは2016年に離婚を申請したが、その際にアンバーはジョニーのDVを告発し、イギリスとアメリカで法廷闘争に発展。監督作『Modi: Three Days on the Wing of Madness(原題)』のイギリス公開を控えるジョニーが、英紙『The Sunday Times』のインタビューで次のように明かした。

「限界を超えていた。身を削る行為であることはわかっていた。周囲には『そのうち忘れられる』と言われたけれど、そんなの信用できなかった。世界中にまき散らされた作り話が忘れ去られるものか。自分で真実を訴えない限り、告発された行為を実際に犯したみたいに思われる。それに僕の子どもたちが、枷を負うことになる。彼らの子どもたちにも影響する。これまで病院で出会った子どもたちにも迷惑をかけてしまう。だから、バージニアで行われた裁判の前夜は緊張しなかった。セリフを覚える必要もなく、真実を話すだけだから。賭けだった」

ジョニーは2018年、イギリスで彼のことを「妻を殴る男」と報じた英紙『The Sun』を相手取り、名誉毀損で訴えた。結果、「妻を殴る男」という表現は「実質的に事実である」との判決が下され、『ファンタスティック・ビースト』シリーズからの降板を余儀なくされる。そして2019年には、米バージニア州で『Washington Post』紙に寄稿した公開書簡の中で、暗にジョニーをDV加害者と描写したアンバーを名誉棄損で訴える裁判を起こした。

2022年に行われた裁判はYouTubeでライブ配信され、ジョニーとアンバーが直接対決したうえ、元夫婦の私生活が赤裸々に明かされたことでも注目を集めた。この裁判では、アンバーの主張が一部認められたものの、大部分でジョニーの訴えが認められた。「困難の連続だったけれど、気にしなかった。最後の最後まで闘ってやるつもりだった。ガソリンスタンドで働くことになっても良い。前にも経験があったから」

そう当時の覚悟を語るとジョニーにとってのハリウッド復帰作が『Day Drinker(原題)』だ。『ブロウ』(2001)や『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011)、『オリエント急行殺人事件』(2017)で共演したペネロペ・クルスと4度目のタッグを組み、今年4月にファーストルックが公開された。『白雪姫』(2025)や『(500)日のサマー』(2009)のマーク・ウェブ監督がメガホンを握る同作は、2026年に劇場公開される予定だ。

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