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クローゼット&キッチンの「即捨て」リストため込み癖を一掃!

  • 2025.6.24

捨てる勇気をもつことで、毎日スッキリとした心地よい暮らしに。
その一歩を踏み出すために、「今からでも鍛えられる!」という捨てる勇気のもち方を教えていただきました。

教えてくれたのは・・・
下村志保美さん
「空間・お金・心」を整えることで、忙しい女性をサポートする「PRECIOUS DAYS」主宰。訪問やオンラインでの整理収納レッスンをはじめ、家計アドバイザーとしても活躍中。

ため込みすぎを一掃! 【クローゼット編】

「クローゼットの中はパンパンなのに着る服がない」。
そんなお悩みを抱えているなら、今すぐ見直しを。まずは即捨てリストの気軽に捨てられるモノから実行!

ハンガーに投資するだけで収納力アップ

人間は視覚的に同じモノが並んでいると「乱したくない」という心理が働くもの。
ハンガーをそろえることで服をかけたときの高さも同じになるため、目線と色が統一されて整った印象に。
「クローゼットをスッキリさせたいのなら、まずはハンガーに投資を。色は白や黒などシンプルにするとキレイに見えます」

とっておきの一張羅は試着して写真撮影すること

セレモニー用のスーツやワンピースなどはしまい込みがち。
「高かったからと大事にしまっておくことこそが無駄です。セレモニー服のトレンドも年々変化していますし、自分の体形や好みも変わっているでしょう。一度試着して、鏡を見るのではなく写真撮影を。
客観的に今の自分に合っているかを見ることができ、ジャッジしやすくなります」

収納ボックスは奥行きに注意

押し入れサイズのクローゼットの場合、奥行きに合わせて長い収納ボックスを使いたくなるもの。
「引き出しタイプでも奥にしまったモノは取り出しにくく、出さない、着ないの原因に。その場合は、手前にオンシーズンのモノ、奥にオフシーズンのモノ、というように前後で仕分けると、効率的に収納が使えます」

即捨てリスト

「まだ着れる」は捨てどきサイン
外で人に会いたくない服
「この服を着ていたときに限って知人に会うなんて」と思ってしまうようなガッカリ服は処分対象。よそ行き着も部屋着も同様です。

疲れを招くアイテムに出番なし
支障をきたすバッグ&靴
重くて肩がこるバッグ、はくと足が痛くなる靴などは、このままもっていても快適になることはなく、この先出番も少ないでしょう。

無料でも整理・収納の妨げに
クリーニング屋のハンガー
ハンガーの形にバラつきがあると、思いのほか幅をとって収納数が減ることに。
また色がそろっていないとごちゃついて見えます。

便利なはずが不便になってない?
流行した収納グッズ
かつて流行したボトムスやスカーフが何枚もかかるハンガー、小分けにできるラックなど、思い通りに使えていなければ、不要です。

今の自分にはもう似合わない
昔のトレンドアイテム
トレンドには周期があると言うものの、その間にあなたの見た目は変化します。「いつか着るかも」のいつかは訪れないと心得て。

捨てる勇気をもてばスッキリ!

Before

After

不要な服やバッグ、収納アイテムを思い切って手放し、ハンガーをそろえて整理すると、クローゼットが大変身!
適度な空間が生まれ、取り出しやすさも向上しました。

ライフスタイルの変化に適応 キッチン編

使いこなせていない調理グッズや、あふれかえるストック食品……。
自分には合わなかったり、使い道がないときは潔く手放し、清潔で使いやすいキッチンをキープ!

ストック食材のベーシックを決める

防災のためにもローリングストックは基本。でも、食べ切ることができずに賞味期限を迎えてしまっては、それこそもったいない!
「たとえば缶詰なら、気に入っている味や使いやすいタイプを2~3種類決めて、種類ごとにケースへ。少なくなったら買い足す仕組みを作れば、買い物の無駄が減ります。使いきれるように工夫しましょう」

使いやすさと頻度を優先

鍋やフライパンを選ぶときは、軽量で使いやすく、お手入れしやすいことを優先して。取り出しやすいよう、キッチン収納に合った分だけに数を絞りましょう。
「鍋は長く使おうと思わず、使い捨てもありです。仕事や家事などに忙しい世代だからこそ、キッチンはシンプルに。調理器具や食器などは少ない数でも、案外なんとかなるものです」

調理家電やグッズの呪縛から解放へ

料理の時短にと買いそろえた調理家電、「画期的!」と購入した100 円ショップの便利グッズなど、かつてはフル稼働していたけれど、現在は戸棚の奥に眠らせていませんか。
「キッチングッズは、実はお手入れに手間がかかるものも。手放したほうがキッチンも心もスッキリしますよ」

即捨てリスト

今住んでいる人数分だけで十分
家族以上の量がある食器
子どもが巣立ったりすると家族構成は変わります。
今住んでいる人数や食器の使用頻度を考えると、収納スペースも縮小できます。

今後も使うか要検討を
重たすぎる鍋
料理がおいしく仕上がるホーロー鍋も「重たくてほとんど使わない……」というのなら、収納スペースも考慮して処分の検討を。

実は困ってます……
使い道のない贈答品
キッチン用品の贈答品は昔も今も多め。しかも日常使いしにくいのが正直なところ。今後も使わないと見切ったら、潔く処分へ。

断れば済むだけ
使い捨てカトラリー&保冷剤
割りばしや使い捨てのスプーン・フォーク類、保冷剤は基本的にキッチンには不要。最低限のストックがあれば、もらわずに済みます。

今、出番はありますか?
スタメンではない弁当箱&ボトル
かさばる弁当箱やボトル。「サイズが合わなくなったり、においや汚れが落ちにくくなったら、たぶんもう使うことはないでしょう」


photo:Furuya Yumi[SORANE] illustration: Yukino1118 text: Namiko Abe
 
大人のおしゃれ手帖2025年6月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください 

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