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『なぜかお金が貯まらない夫婦』は”ある共通点”があった…意外と見落としがちな“3つの落とし穴”とは?【元銀行員が解説】

  • 2025.7.1
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

お金を貯めるためには、夫婦間でお金に関するコミュニケーションを活発にすることが重要です。今回の記事ではお金の貯まらない夫婦の落とし穴や、対処法を紹介します。

お金が貯まらない夫婦の落とし穴

お金が貯まらない夫婦が陥っている、3つの落とし穴を紹介します。

夫婦間のコミュニケーション不足

夫婦仲が良く何でも話し合える夫婦であっても、意外とお金に関する話し合いができていないケースは少なくありません。特に共働きで夫婦それぞれがお金の管理を行っている場合などは、それぞれが生活費を出し合っていることも多いでしょう。

夫婦それぞれが生活費を出し合っている場合、生活費を差し引いて残ったお金は自由に使えるお金だと思い込んでしまいます。そのため夫婦がお互いに浪費がかさんでしまい、貯蓄が出来ていないケースも少なくないでしょう。

どちらかに負担が偏っている

家計の管理は、想像以上に大変な作業です。会社であれば経理という職業がありますが、夫婦間ではありません。家計の管理をどちらかにまかせっきりにしていると、夫婦の片方へ負担が集中してしまいます。

管理していない人は「毎月の貯金はしているだろう・・」と勝手に思い込んでしまい、管理を任されている人は、それがプレッシャーになり苦しんでいるかもしれません。家計の管理という重労働を、一人で担っている夫婦ではお金が貯まりにくい傾向にあります。

過大な住宅ローンを借りている

とくに共働き世帯で多いのが、住宅ローンの借入額が大きすぎる場合です。夫婦共働きの収入に合わせて住宅ローンを借りてしまうと、出産などで世帯年収が下がったとたんに返済負担が重くなります。住宅ローンの借入額が多いと家計を逼迫することは誰しもわかっていますが、マイホームを購入する際は冷静になれずつい借りすぎてしまう人が少なくありません。

お金を貯めるための対処法とは

落とし穴を克服して、お金を貯めるためにはどのようにすればよいでしょうか。対処法を紹介します。

家計を「見える化」して共有する

夫婦でお金を貯めるための第一歩は、お金に関する問題を「共有すること」です。お互いの収入と支出の状況を共有して、「何にいくら使っているか」を隠さず話し合いましょう。自分の自由にできるお金を減らしたくないために、家計の「見える化」に抵抗を感じる人は少なくありません。

しかしお互いの収支を共有することで、お金の問題を夫婦で話し合えるようになります。お互いが家計簿をつけて、見せあうのもよいでしょう。お金を貯めるためには、夫婦間でお金に関する話題を避けないことが重要です。

お互いを尊重する

お金に関する価値観は、人それぞれです。夫婦間であってもお金に関する考え方には違いがありますが、お金を貯めるためには相手を尊重する気持ちを忘れてはいけません。お金に関することは、お金だけでは割り切れません。相手の考え方を尊重することで、夫婦のコミュニケーションが活性化して貯蓄にもつながるでしょう。

お金を貯めるには夫婦間の話し合いが重要

お金が貯まらない夫婦の特徴は、お金に関するコミュニケーションの不足です。夫婦が協力してお金を貯めるには、お互いの収支を共有して尊重しなければなりません。家計簿などを通じてお互いの収支を「見える化」することが、貯蓄への第一歩といえるでしょう。


監修者:ゆきひろ
信託銀行に勤務する傍ら、金融系の記事も執筆する兼業ライター。日々富裕層顧客に金融や不動産を活用したウェルスマネジメントや税務に関する提案を行っており、培った知識と経験を活かして情報発信を行っている。過去には大手カード会社でクレジットの審査業務経験もあり、金融全般の知識に明るい。FP1級、宅建士を保有。