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実は『ほうれん草』と相性の悪い食べ物があった→ 食べ合わせに注意したい“NGな組み合わせ”とは?

  • 2025.7.1
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

ほうれん草といえば、ビタミンやミネラルが豊富で、健康にも良いイメージのある野菜ですよね。毎日の食事に取り入れている方も多いのではないでしょうか。

でも、実はそんなほうれん草にも、一緒に食べるときに注意したい食材があるんです。知らずに組み合わせてしまうと、せっかくの栄養がムダになってしまうことも。

今回は、管理栄養士の視点から「ほうれん草と相性のよくない食べ合わせ」について、わかりやすく解説していきます。

ほうれん草の栄養はとっても優秀!

ほうれん草には、鉄分・カルシウム・ビタミンC・葉酸など、体にうれしい栄養素がたっぷり。中でも注目したいのが、鉄分とカルシウム。どちらも不足しやすい栄養素なので、積極的にとりたいところですが…実はここに、ちょっとした落とし穴があります。

ほうれん草には「シュウ酸」という成分が含まれています。このシュウ酸は、水に溶けやすい性質がある一方で、体内ではカルシウムなどとくっついて吸収をさまたげることがあります。

とくに、カルシウムと結びつくと「シュウ酸カルシウム」という結晶になり、これが体にたまりやすくなることも。腎結石の原因になるケースもあるため、注意が必要なんです。

ほうれん草と食べ合わせがよくない食材は…

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

ズバリ、「乳製品」です。牛乳・チーズ・ヨーグルトなど、カルシウムを多く含む食品とほうれん草をたっぷり組み合わせると、体への吸収がうまくいかず、ちょっともったいない結果に。

また、シュウ酸は鉄の吸収を妨げることもあるため、貧血対策としてほうれん草を食べる場合は調理法にも気をつけたいところです。

でも安心してください。「ほうれん草と乳製品を一緒に食べてはいけない」わけではありません。ポイントは、ちょっとした工夫です。

<下ゆでして、シュウ酸を減らす>
→シュウ酸は水に溶けるので、さっと茹でてから調理するだけで安心です。

<ビタミンCの多い食材と組み合わせる>
→トマト、パプリカ、いちごなどと一緒に食べると、鉄の吸収を助けてくれます。

乳製品と大量に組み合わせない
→チーズ入りのサラダなどは少量なら問題ありません。過剰にならないように意識してみましょう。

知っておくと、もっと健康に近づける

栄養満点のほうれん草も、食べ合わせや調理法で『体に届く栄養』が変わってきます。特に乳製品と合わせるときは、調理のひと手間や組み合わせを少し意識するだけで、体への負担を減らすことができます。

普段の食事で栄養をしっかり活かしたい方は、ぜひ取り入れてみてくださいね。


監修者:陽南(はるな)
管理栄養士×ヨガインストラクター

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女子栄養大学卒業。3人兄弟の母。
オンラインを中心にママ向けヨガインストラクターとして、「自分の時間も大切にしていい」と思える心と体づくりをサポート。
埼玉を拠点に、地域のママたちが集えるコミュニティで、親子ヨガやリラックスヨガを通し、ママが素の自分でいられる居場所づくりを大切にしています。
ヨガスクール「ママニティカレッジ」認定講師としても活動中。
https://lit.link/haruna00yoga