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認知症に『なりやすい人』と『なりにくい人』→今日から辞めたい『NG習慣』とは【医師が監修】

  • 2025.7.1
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

認知症は誰にでも訪れる可能性のある脅威ですが、「自分はなりにくい」と思っている人も多いのではないでしょうか?実は、日々の生活の中に認知症になりやすい習慣が隠れていることも。逆に、ちょっと意識を変えるだけでリスクを下げられる可能性もあるんです。

この記事では、認知症のリスクを左右する「なりやすい人となりにくい人」の違いと、今日からやめたいNG習慣について、医師の監修をもとにわかりやすく解説します。

認知症は他人事じゃない!なりやすい人・なりにくい人の特徴とは?

認知症は高齢になるにつれて増え、2022年全国の認知症患者数は約443万人、高齢者の約8人に1人の割合といわれています。日本の高齢化社会において、その数は今後ますます増加することが予測されており、誰にとっても見逃せない問題と言っていいでしょう。では、「なりやすい人」と「なりにくい人」の違いは何でしょうか?

実は、遺伝的要因も一部ありますが、実は生活習慣や環境が大きく影響していることがわかっています。例えば、運動不足や偏った食生活、ストレス過多などは認知症のリスクを高めることに。認知症予防は毎日の生活と深く関わりがあるのです。

認知症リスクを上げるNG習慣と対策

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、具体的にどのような習慣が認知症リスクを高めるのでしょうか?代表的なNG習慣として、以下のようなものが挙げられます。

  • 運動不足:体を動かさないと脳への血流が減り、神経細胞の活性化が低下。
  • 偏った食生活:高脂肪・高糖質の食品を多く摂ると脳血管の炎症や動脈硬化が進みやすい。
  • 慢性的な睡眠不足:睡眠が不足すると脳内の老廃物の排出が妨げられます。
  • 社会的孤立・刺激不足:人との交流や知的活動が減ると脳機能の低下を招く。
  • 喫煙や過度な飲酒:血管障害や酸化ストレスが進行しやすい。

一方で、認知症を予防しやすい習慣もあります。

適度な運動(ウォーキングや体操)バランスのとれた食事(炭水化物の摂りすぎに注意して、食物繊維、ビタミン、良質な脂質を意識して摂取)規則正しい睡眠人との交流や趣味の継続などです。これらは脳の健康を保ち、認知機能の低下を遅らせる効果が科学的に証明されています。医師や専門家も、まずは生活習慣を見直すことから始めることを推奨しているのです。

毎日の習慣を少し変えてみよう!

認知症は高齢化社会の大きな課題。さまざまな影響や原因が考えられますが、生活習慣や日常の習慣も大きく影響しているため、毎日の自分の行動を振り返ることが大切です。

前述のNG習慣をチェックし、当てはまるものがあれば今日から1つずつ改善していきましょう。


監修者:近藤惣一郎(ロンリー侍ドクター) SO グレイスクリニック 院長

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京都大学医学部卒 医学博士(京都大学) 日本美容外科学会専門医 日本脳神経外科学会専門医・評議員 日本抗加齢学会会員 
2010年に美容外科・SOグレイスクリニック(東京・大阪)を開院。
「美は健康の上に成り立つ 」を モットーに 健康を大切にしたアンチエイジング美容医療を長年にわたり実践