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『つい無駄遣いしてしまう人』は無意識にやってる…お金が貯まる人はやらない“3つのコト”とは?【元銀行員が解説】

  • 2025.6.29
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

つい無駄遣いをしてしまい、後悔した経験のある人は多いでしょう。どうすれば無駄遣いをやめられるか、銀行の窓口では相談を受けることもありました。

無駄遣いをしてしまう人は、支出の整理ができていません。今回は無駄遣いの原因や、対処法について紹介します。

そもそも無駄遣いとは?

つい無駄遣いをしてしまう人の中には、なにが無駄遣いかを正しく理解できていない人が多いです。

無駄遣いとは、どのような支出なのかを見ていきましょう。

支出における「浪費」が無駄遣い

家計における支出は、大きく「生活に必要な支出」「自己投資のための支出」「心を豊かにする支出」の三つにわけられます。「生活に必要な支出」は名前の通り住居費や食費など、生活するためには欠かせない支出です。

「自己投資のための支出」は美容代など、「心を豊かにする支出」は趣味に使う支出や交際費などです。

この3つにあてはまらない支出が「浪費」であり、無駄遣いです。

無駄遣いする人の特徴

無駄遣いする人は、「浪費」と「必要な支出」の境界線が曖昧です。

何が必要な支出で、何が無駄遣いかがわからないため、いつまでたっても無駄使いがなくなりません。

また「必要な支出」だと思い込んでいても、実際には不要な支出かもしれません。無駄遣いを防ぐためには、支出の線引きをしっかりとすることが重要です。

無駄遣いをやめるには、支出の整理をすること

必要な支出と「浪費」をしっかりと整理することが、無駄遣いをしないためのルールです。無駄遣いをしないための、具体的な方法を紹介します。

1.家計簿は必ずつける

無駄遣いをしないためには、家計簿の利用が欠かせません。使う家計簿は紙でもアプリでも構わないですが、長く続けやすいものを選びましょう。家計簿をつける際には、すぐに無駄遣いをすぐになくすというよりも、まず3カ月程度はありのままの支出を記載することを意識しましょう。

家計簿に現状の支出をありのままに記録することで、必要な支出と浪費がみえてきます。何に無駄遣いをしているかがわかってくれば、自然と無駄遣いも抑えられるでしょう。

2.欲しいものは、一度冷静になって考えてみる

「衝動買い」は無駄遣いの元凶です。ネットでもリアルでも、一目ぼれ的に購入してしまった経験は誰しもあるのではないでしょうか。しかし本当に必要なものかどうか、一度冷静になって考えてみましょう。

最近ではジムや動画配信など、サブスクサービスが増えています。月額にすると大きな金額ではないためつい気軽に利用してしまいますが、あまり利用していないサービスがないかも見直してみましょう。

3.貯蓄・投資は優先的に

あまったお金を貯蓄するのではなく、貯蓄するお金は給料日に最初に資金を移してしまいましょう。おすすめは勤務先の持株会や、NISAでの積立です。元本保証ではないので当然リスクはありますが、月数千円でも長く続けることで大きく増やせる可能性が高まります。

給与天引きや自動振替を利用して、自動的に貯蓄・投資できる仕組みを整えておくとよいでしょう。

無駄遣いをやめるには、支出の整理をすること

無駄遣いとは、生活に必要ない「浪費」です。

無駄遣いをする人の多くは、必要な支出と無駄遣いの線引きが曖昧です。家計簿を使って支出を整理することで、必要な支出と浪費の違いがわかり、無駄遣いを減らすことにつながるでしょう。


監修者:ゆきひろ
信託銀行に勤務する傍ら、金融系の記事も執筆する兼業ライター。日々富裕層顧客に金融や不動産を活用したウェルスマネジメントや税務に関する提案を行っており、培った知識と経験を活かして情報発信を行っている。過去には大手カード会社でクレジットの審査業務経験もあり、金融全般の知識に明るい。FP1級、宅建士を保有。