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【RIZIN】「評価を落とす敗北ではない」“5勝5KO”の木村柊也、ケラモフに善戦もプロ初黒星 実況席は25歳のポテンシャルに期待感「可能性を見せてくれた」

  • 2025.6.14
(C)RIZIN FF
SPREAD : (C)RIZIN FF

総合格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO」は14日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナにて開催。
第15試合のメインカードでは木村柊也ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)に判定3ー0で敗北。プロ初黒星を喫した。

■25歳の日本拳法家に実況「ポテンシャルを見せてくれた」

“5勝5KO”の木村が、ケラモフに初黒星だ。

第1ラウンド、木村はタックルを2度仕掛けてきたケラモフにバックをとられると一気にチョークの体勢に持ち込まれた。グラウンドで四の字ロックを固められるも、木村はこれを解除。ケラモフにパウンドを浴びせた。その後ブレイクがかかると、再びスタンドの攻防でケラモフにタックルを仕掛けられた。

第2ラウンドは静かな立ち上がり。打撃の連打を放ちながら突進してきたケラモフに再び組み付かれる。バックチョークを仕掛けるも回避し立ち上がる。しかし得意の打撃で戦えないまま、ケラモフに再び組付かれバックをとられたまま最終ラウンドへ。

最終ラウンド、見合う展開から再びケラモフに組付かれ、バックチョークを狙われる。徹底的に打撃を封じられた木村は、コツコツと打撃を当てるも試合終了。ゴングが鳴ると、両者は抱き合い互いの健闘を称え合った。結果は判定3ー0で寝技で支配したケラモフに軍配。木村は悔しいプロ初敗北となった。

実況席の元フェザー級王者の鈴木千裕は「総ダメージを与えたのは木村選手。寝技の支配率ではケラモフ選手の方が高い」と分析。「木村選手はカットでダメージを与えている。ただ、やっぱりテイクダウンとかMMAの総支配率をとった。ジャッジが答え」と試合を振り返った。

一方、初めてフルラウンドを戦い抜いた木村については実況席も大絶賛。「この試合は評価を落とす敗北ではない」とし、「よくここまで対応したな」と感嘆し、川尻達也氏も「まだ6戦目ですからね。ポテンシャルを見せてくれたし、可能性を見せてくれた」と木村の今後へ期待を述べた。

同大会は「ABEMA PPV」にて全試合生中継されている。

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