『ONE PIECE』かつて敵だったのに今や信頼関係？　ゾロと不思議な絆で結ばれた“女性キャラ３人”

『ONE PIECE』の中でも、ひときわ硬派なキャラクターとして人気の高いロロノア・ゾロ。
剣士としての強さはもちろん、寡黙でストイックな姿勢もまた、多くのファンの心を掴んでいます。
そんなゾロは、かつて敵だったはずの女性キャラクターたちとも、いつの間にか不思議な信頼関係を築いていることが多くあります。
寡黙でぶっきらぼうな彼のまわりには、気がつけばどこか微笑ましい“女性バディ”たちが集まっているのです。
今回は「かつてゾロに敵対したけど、今は不思議と仲が良い女性キャラ」を掘り下げていきます。
※この記事は111巻までのネタバレを含みます。

1人目：ニコ・ロビン

ニコ・ロビンは、“麦わらの一味”に所属する考古学者です。彼女とゾロの関係は、言葉数こそ少ないものの、深い信頼で結ばれているという、まさに玄人好みの絶妙なバランスが感じられます。

作中では、ロビンが仲間入りした当初から、ゾロだけが彼女の存在を危険視していて、冷静にロビンを観察し、他の仲間たちとは違う温度感で接していました。しかし、エニエス・ロビーでのロビン奪還を経てからは、2人の間に深い信頼関係が見え隠れするようになりました。多くを語らずとも、互いに任せられる…そんな関係性は、まさに“寡黙な相棒”と呼ぶにふさわしいものとなりつつあります。

現在の2人は、言葉少なに互いを認め合いながら、“麦わらの一味”の戦力としてはもちろん、精神的な支えとしても補い合っています。会話の少なさがかえって、揺るぎない絆を物語っているともいえるのです。

そんなゾロとロビンの現在の2人の関係を見ると、かつて敵だった事を忘れてしまうほどです。

2人目：ペローナ

まさかゾロとペローナが“同居”する日が来るとは、連載初期から読んでいるファンほど驚かれたのではないでしょうか。
ホロホロの実の能力で戦った相手だったペローナとゾロが、“鷹の目”ミホークと共に一つ屋根の下で生活していたという事実は、思わぬ展開だったと言えるでしょう。

この関係性に、今でも戸惑いを隠せない読者は多いかもしれません。ですが、この二人のやりとりは、意外にも“姉弟のような距離感”として親しまれています。

ゾロのストイックさと天然な一面、そしてペローナの自由奔放さと的確なツッコミが絶妙にかみ合い、日常の会話の中でも“天然ボケと鋭いツッコミ”のやりとりが繰り広げられています。その様子は、ファンの間で“意外と癒し枠”として親しまれ、人気の高いシーンとなっています。

どこか2人は居心地が良さそうに見えるのが不思議で、かつて敵であった事を忘れさせるような不思議な空気感につつまれている…そんなゾロとペローナの関係でした。

3人目：たしぎ

そして、ゾロと複雑な関係にある女性キャラクターと言えば、やはりたしぎです。彼女は正義感あふれる海軍大佐でありながら、心の奥には剣士としての誇りを秘めています。その姿は、ゾロにとってかつての幼なじみであるくいなを思い起こさせる部分もあるようです。

ゾロとたしぎの関係は、海賊と海軍という対立関係から始まりましたが、どこか“剣士同士の共鳴”を感じさせる距離感もあります。たしぎが見つけた愛刀「三代鬼徹」は、ゾロが今も使い続けている刀です。

2人はぶつかり合いながら、互いの価値観に触れ、“斬り合いを超えた対話”が、2人の関係性には滲んでいます。

ファンの間ではそのうち、“剣を交わすことでしか語れない不器用な関係”とも呼ばれるかもしれません。たしぎは、ゾロの中でもかなり特別な存在として認識されているようです。

まとめ

今回は「かつてゾロに敵対したけど、今は不思議と仲が良い女性キャラ」を掘り下げました。

ゾロとこの3人の女性に共通して言えるのは、言葉よりも行動で通じ合っているという点です。バトルの中で信頼が生まれ、日常のやりとりがじわじわと関係性を育てていく。恋愛感情とも、ただの仲間とも少し違う、絶妙な距離感。この“言葉の外側で成立している関係性”は、ゾロというキャラクターが持つ「寡黙な器の広さ」によるものなのかもしれません。

これから登場するゾロにとっての女性の敵キャラの登場を楽しみに待ちましょう！

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出典：「ゆっくり考察クリーム」
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