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「アニメ史の金字塔」「あまりにも偉大」45年経っても“衝撃”消えない伝説作「今は放送できない」“強烈な過激さ”

  • 2026.6.2

原作の累計発行部数は3000万部を突破し、高畑勲氏が総監督を務めたアニメ『じゃりン子チエ』。本作は今なお愛され続けている一方で、飲酒や子どもの労働といった小学生の主人公にまつわる数々の問題シーンが描かれた作品でもある。本稿では、地上波にて放送されながらも、現代ではハラスメントとも受け取れる描写を含んだ本作を深掘りする。

高畑勲監督が手がける人情コメディ作品

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

アニメ『じゃりン子チエ』は、はるき悦巳先生による漫画を原作としており、累計発行部数は3000万部を突破している。1981年10月より毎日放送(MBS)他にて放送され、総監督は高畑勲氏が務めた。高畑監督といえば、『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『かぐや姫の物語』など、数々の不朽の名作を世に送り出してきた人物だ。また、高畑監督は『じゃりン子チエ』のTVシリーズだけでなく、映画『じゃりン子チエ 劇場版』も手がけている。

本作では、日本一不幸な少女・竹本チエ(CV:中山千夏)が大活躍する。チエは大阪の通天閣近くに住む小学5年生。賭博とケンカに明け暮れる荒っぽい父親・竹本テツ(CV:西川のりお)に代わり、夜はホルモン焼き屋を切り盛りする大人顔負けのしっかり者である。

母親・ヨシ江(CV:山口朱美)とは別居中だが、チエはテツに隠れてヨシ江と会うのを楽しみにしていた。母親に戻ってきてもらうためには、テツがまともな仕事に就く必要がある。チエは、父親の就職の面倒までみる働きぶり。心優しいキャラクターたちによる、笑いと涙にあふれる人情コメディ作品だ。

本作のアニメ化についてSNSでは「アニメ史の金字塔だと思ってる」「思ってた以上に面白い」「あまりにも偉大」「原作もアニメ映画もアニメも神ってる凄い作品」との声があがった。ちなみに、アニメ『じゃりン子チエ』は今年で放送45周年を迎える。2026年4月26日には1日限定上映会とトークショーのイベントが開催されており、今なおファンから愛され続けているのだ。

現代ではどう映る?チエの労働や飲酒シーン

アニメ『じゃりン子チエ』は主人公であるチエが家業を切り盛りし大人顔負けの働きを見せるが、児童労働と受け取れるため、現代においては議論になりやすい要素のひとつになっている。昭和的な子どもの自立が、現在では違った角度から見られるわけだ。

また、大人から言われてチエが飲酒するシーンも。未成年であるチエが酒を飲むのは違法であると同時に、アルコールハラスメントにも当てはまる。ほかにも暴力描写が多く、家庭内での乱暴な振る舞いや怒鳴り合いも、ハラスメントとして受け取られる可能性があるだろう。特に家族観の暴力をギャグとして描く演出は、現代の倫理観とズレが生まれやすいポイントになっている。

本作についてSNSでは「今は放送できない」と、心配の声があがった。また、再放送された際には「朝7:30という攻めた時間帯」と、驚きのコメントも寄せられている。

アニメ『じゃりン子チエ』の飲酒シーンや暴力描写は、問題点として挙げられることもあるだろう。一方で、本作が昭和という時代の価値観や、人々の文化をリアルに描いた証でもある。昭和と令和という時代によって変化したコンプライアンス感覚のギャップが、本作を語るうえで欠かせない要素になっていると言えそうだ。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari

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