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「地上波でよくやったな」「ここまでやって大丈夫?」“攻めた描写”に戦慄…「こんなに演技上手いんだ」主演俳優の快演光る名ドラマ

  • 2025.7.4

地上波で放送されたにも関わらず、衝撃的な内容で視聴者を驚愕させた作品は多くあります。今回は、そんな思わず“目を塞ぎたくなる”ドラマ5選をセレクトしました。

本記事では第4弾として、2024年放送のドラマ『君が獣になる前に』(テレビ東京系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

思わず“目を塞ぎたくなる”ドラマ『君が獣になる前に』

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(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):『君が獣になる前に』(テレビ東京系)
  • 放送期間:2024年4月5日~6月21日

あらすじ

さの隆さんの同名漫画を原作に、テレビ東京系列で実写ドラマ化された作品。

年末の都内ターミナル駅で、史上最悪の毒ガステロが発生。666人もの死傷者を出したことから、この未曾有のテロは“獣の数字”にちなんで“The Beast”と名付けられました。日本中を震撼させた事件の実行犯は、その場で死亡した25歳の若手人気女優・希堂琴音(玉城ティナ)。そして、そのニュースに呆然としていた人物が1人、琴音の8歳上の幼なじみ・神崎一(北山宏光)がいました。

世間の脚光を浴び輝かしい未来があったはずの琴音が、なぜテロを起こさなければならなかったのか。犯行の動機は。そして、自分は琴音を止めることができなかったのか。深い悔しさと疑問を胸に、神崎は琴音がテロを起こすに至った真実を追うことを決意します。しかし、調査の途中で謎の女性・井上カンナ(ベッキー)に銃殺された神崎は、気が付くと事件前日にタイムリープしていました―。

『君が獣になる前に』の見どころ※ネタバレあり

『君が獣になる前に』は、人間の心の闇をえぐるダークでノワールな世界観が見どころ。タイトルの通り、嫉妬、憎悪、欲望などの人間の心に潜む“獣”のような一面を容赦なく表現しています。芸能界の闇や裏社会の陰謀なども絡み合い、全体を通して重厚でビターな雰囲気が漂っているのが特徴的。深夜ドラマ枠ならではとも言うべき、流血や暴力などの攻めた描写もポイントです。

また、本作の大きなテーマであるタイムリープ・ミステリーも見どころです。絶望を希望に変えるために決死の覚悟で過去をやり直すたびに、事態は好転するどころか予期せぬ新たな悲劇を生み、より悪い状況に陥っていきます。悲劇の真相に迫るべく、繰り返される絶望にもがき苦しみながらも、どうやって希望の糸口を見つけ出していくのか、予測不能な展開から目が離せません。

作品を視聴した方からは「重たくて裏社会的な内容なのも大好き」「クオリティが高い」「北山くんこんなに演技上手いんだ」「キャストの皆さんの演技凄すぎ」など、作品を高く評価する方や主演・北山宏光さんをはじめとするキャストの快演を称賛する方も多く見られました。

地上波らしからぬ“過激な演出”

『君が獣になる前に』の衝撃シーンといえば、666人の死者が出る毒ガステロのシーンです。このシーンでは、毒ガスによって駅構内にいる人々が大量の血を吐き出しながら悶え苦しむ姿が映し出されます。テロシーンの撮影において、プロデューサーを務めた松本拓さんはテレ東プラスのインタビューで次のように語りました。

苦労したのは、やはりテロのシーンですね。そもそも血を使うシーンは大変なんですけど、今回は尋常じゃない量なので、現場は本当に苦労しました。駅構内の設定ですが、公共機関は貸してもらえないため、ビルの空きスペースを利用して一から全部作ったんです。総合的に大変でした出典:『【まとめ動画】「君が獣になる前に」Pが明かす“北山宏光 現場エピソード&注目ポイント”』テレ東プラス 2024年5月17日配信

テロシーン以外にも、芸能界の闇や裏社会の陰謀などを描いているため、SNSでは「今の地上波でこんな血だらけ放送していいんだ」「なかなか過激」「地上波のドラマにしては攻めてるよね。なかなかに残虐じゃない?」「地上波でよくやったな…」「ここまでやって大丈夫…?」など、驚愕するコメントで溢れていました。

まだドラマ『君が獣になる前に』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“史上最悪の事件の真相”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です