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「5回くらい観てる」「かれこれ4回目」放送から12年“リピーター続出”の異色ドラマ…「中毒性半端ない」凄まじい熱狂のワケ

  • 2025.7.4

地上波で放送されたにも関わらず、衝撃的な内容で視聴者を驚愕させた作品は多くあります。今回は、そんな思わず“目を塞ぎたくなる”ドラマ5選をセレクトしました。

本記事では第3弾として、2013年放送のドラマ『家族ゲーム』(フジテレビ系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

思わず“目を塞ぎたくなる”ドラマ『家族ゲーム』

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(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):『家族ゲーム』(フジテレビ系)
  • 放送期間:2013年4月17日~2013年6月19日

あらすじ

本間洋平さんの同名小説を原作に、フジテレビ系列で実写ドラマ化された作品。

“東大合格率100%”を謳う、風変わりな家庭教師・吉本荒野(櫻井翔)。吉本は、一見エリート家庭に見える沼田家から家庭教師の依頼を引き受けます。しかしその内実は、長男の慎一(神木隆之介)が優等生の仮面を被った問題児、次男の茂之(浦上晟周)は引きこもり、一茂(板尾創路)佳代子(鈴木保奈美)は夫婦の関係も冷え切っているという、崩壊寸前の家族でした。

「いいねぇ」。不気味な口癖とともに現れた吉本は、いじめられている茂之をさらに追い詰めるような、常識外れの奇妙な授業を開始します。吉本の目的は沼田家を救うことなのか、それとも破壊することなのか。常軌を逸した吉本のやり方で、沼田家に隠された問題が次々と暴かれていきます―。

「5回くらい観直してる」放送後にリピーターが続出しているワケ※ネタバレあり

『家族ゲーム』は、約12年前に放送されたドラマですが、本放送以降も何度も視聴している方が後を絶ちません。「5回くらい観てる」「何度見ても本当に面白い」「ほんとに何回目ってくらいみてきた」「かれこれ4回目」「多分観るの3回目か4回目」「各話平均3~4回は観た」など、そのリーピート数も1回や2回にとどまらない熱狂ぶりです。一体なぜ、ここまでの熱狂を生む続けているのか?

本作の見どころは、“偽りの家族”を徹底的に破壊し、再生させる緊迫感のあるストーリーです。家庭崩壊寸前の沼田家に吉本荒野という異物が入り込むことで、彼らが抱える見栄や嘘、無関心といった問題が暴かれていきます。そんな沼田家のガンとなっている本性すべてを徹底的に破壊することでしか、本当の意味での再生はあり得ないという、非常に過激で痛烈なメッセージを投げかける展開は視聴者の心を掴んだことでしょう。

そんな沼田家を徹底的に追い詰める主人公・吉本自身に隠された謎も本作の見どころ。なぜ吉本は、常識外れな方法で沼田家に関わるのか?彼の過去に何があったのか?物語が進むにつれて、吉本の謎めいた素顔が少しずつ明らかになっていきます。家族の再生物語だけでなく、吉本のミステリー要素が物語のもう1つの軸。吉本が放つ心に刺さるセリフの裏に隠された意外な真実は、視聴者を最後まで惹きつけました。

櫻井翔さんをはじめとした実力派俳優陣の怪演や目が離せないストーリーに「中毒性半端ない!!!!」「鳥肌止まんない」「生涯ベストドラマ」「定期再放送したほうが良い」「こんなに本放送から時が経っても心奪われてるドラマ作品無いよ」と沼にハマる方が多く、絶賛の声が非常多く見られました。

国民的アイドルの怪演が衝撃を生んだ話題作

『家族ゲーム』で主演を務めたのは、国民的アイドルグループ“嵐”のメンバー・櫻井翔さん。櫻井さんが演じた吉本荒野は、正体が掴めないサイコパスな家庭教師。吉本が原因でいじめがエスカレートし、思わず目を塞ぎたくなるほど強烈なシーンも登場します。

その狂気じみた主人公を、国民的アイドルである櫻井翔さんが演じたことは視聴者に大きな衝撃を与えたことでしょう。櫻井さんの知的で爽やかなイメージを180度覆すような見事な演技は、『第77回ザテレビジョンドラマアカデミー賞』をはじめとした数々のドラマ賞で主演男優賞を受賞するほどの高い評価を受けています。ドラマを視聴した方からも「櫻井翔すげぇなあ」「これを観て更に櫻井翔君に憧れた」「家族ゲームの櫻井くんめっちゃ好き」など、絶賛のコメントが寄せられていました。

まだドラマ『家族ゲーム』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“崩壊寸前の家族の結末とサイコパス家庭教師に隠された素顔”をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です