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「壮絶すぎて…」「最後まで観れない」“残酷な脚本”に視聴者騒然…主演俳優が“過去一の緊張”に襲われた傑作映画

  • 2025.6.18

死者との再会を叶えてくれるなら、あなたは誰と会いたいですか?もう会うことができないはずの死者に会える…現実には起こせないことだからこそ、この映画を見て「生きている今」を見つめなおした人も、多いのではないでしょうか。
今回は、“涙が止まらない邦画”5選をセレクトしました。本記事では第1弾として映画『ツナグ』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

“死者との再会を叶えてくれる仲介人”が、死者と生きる者の想いを繋ぐ感動ストーリー

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(C)SANKEI
  • 作品名:映画『ツナグ』
  • 公開日:2012年10月6日

あらすじ

一度だけ“死者との再会を叶えてくれる仲介人”は、ごく普通の男子高校生・歩美(松坂桃李)“ツナグ”と呼ばれ、死者と生きている者を繋ぐ力を祖母から引き継ぐ見習いとして、さまざまな人との出会いを通し成長していく感動ストーリーです。

今作は3作の短編物語となっています。

  • 癌で亡くなった母(八千草薫)に会いたい中年男性・畠田(遠藤憲一
  • 自転車事故で亡くなった親友・御園(大野いと)に会いたい女子高生・嵐(橋本愛
  • 突然失踪した恋人キラリ(桐谷美玲)に会いたいサラリーマン・土谷(佐藤隆太

3人は死者に再会し、想いを叶え、人生を変えることができるのでしょうか。そして、“ツナグ”である歩美の不安、疑問は解消されていくのでしょうかーー。

「自分だったら誰にしようかな?」

映画『ツナグ』は、短編物語ですが、どのストーリーも涙無しでは観られないと、「何度観ても勝手に涙が溢れてしまう一作」「切なさと優しさで泣ける」と絶賛の声を集めていました。また、一度だけ死者と会うことができるファンタジーな世界観とリアリティのバランスのよさが評価されているようです。

SNSなどでは、映画を観て「自分だったら誰と会おうかな」と考えた方が多いようです。「映画に浸りながら、誰に会うか考えよう」「おばあちゃん子だったから、もう一回おばあちゃんに会ってありがとうを言いたいな」「育児が辛い今、亡き母に会って、大変な中育ててくれてありがとうと伝えたい」など、自分に照らし合わせて観ていた方も多かったようです。

一方で、あまりにも辛いテーマに悲しむ声も。特に、“自転車事故で亡くなった親友・御園に会いたい女子高生・嵐の回”についてSNSでは「つらすぎる…」「壮絶すぎて」「最後まで観れない」という意見も一定数見受けられました。

ですが、「後悔しないように生きなければ」と今の生き方を見つめなおした方も多かったようです。「生きているうちに大切な人を大切にしようと思った」「伝えたい言葉は先延ばしにしないで伝えていこう」「明日会えなくなってしまうかもという気持ちを持って大切な人に接する努力をしよう」という声も多く集まっていました。

原作とのギャップに視聴者困惑?原作との比較に賛否両論

映画『ツナグ』は、直木賞作家・辻村深月による同名小説を映画化した作品です。原作とある程度のギャップは感じるものですが、「死者と会う」という、現実には無い出来事が物語となっているため、なかなか映像だと伝わらない雰囲気があったようです。

小説を先に読んでいた視聴者は「原作をどうしてこんな風にしちゃったかな?と思った」「原作の幻想的な部分が映画には皆無だった」「歩美の存在が、なんだか少し違う」など感じていました。

とはいえ、「下手なアレンジが無くて良かった」「原作から可能な限り丁寧に映像化されていたと思う」「原作よりも感情が乗っていたため号泣した」などの、好意的な意見が圧倒的多数でした。

原作がある映画は、少なからずギャップがあり賛否両論を生みます。原作で視聴者なりの想像があるからです。賛否両論あるものの、総合すると、感動したとの声が多かったように感じます。

原作者が映画からアイデアを得て続編を制作

映画『ツナグ』の原作著者である、辻村深月さんは今回の映画作品を絶賛していたようです。

小説『ツナグ』続編に登場する語り手は"特撮ヒーローを務める俳優"という設定になっていますが、その設定は今作で主演を務めた松坂さんの影響で生まれたのだそう!松坂さんは今作には思い入れがあるようです。

過去最高に緊張した作品なんですよ。初主演というだけでも浮足立つのに、ばあちゃんは樹木希林さん、大伯父は仲代達矢さん、呼び出す死者が八千草薫さんと、俳優界のレジェンドに囲まれての撮影でしたから。出典:「こ゚縁」が繋ぐ、出会いと想い。辻村深月、松坂桃李(新潮社・波)2019年11月号掲載

確かに、錚々たる一流俳優の名が連なっていましたね。その中で松坂さんが演じた“ツナグ”としての静かな存在感や、繊細な心の動きの表現には、多くの観客が心を打たれました。重厚なキャスト陣の中でも決して埋もれることなく、俳優としての確かな実力を証明した作品となりました。

映画『ツナグ』は、松坂さんにとって俳優としての転機となる重要な一作だったと言えるでしょう。

今回は、涙なしには観られない名作映画『ツナグ』をご紹介しました。本記事を読んで気になった方は、ぜひ観てみてはいかがでしょうか?大切な人への想いを振り返るきっかけになるかもしれませんよ。


※記事は執筆時点の情報です