大人が意外と間違える算数「1÷2÷1/2」→正しく答えられますか？

分数の割り算と聞くだけで「うっ…」となってしまう人も多いのではないでしょうか？
特に「÷」が続く式は、一見複雑そうに見えるため、敬遠しがちですよね。

でも、実はルールさえ覚えていればとてもシンプル。
今回は、そんな分数の割り算を使った問題にチャレンジしてみましょう！

問題

次の計算をしなさい。
1÷2÷1/2

いかにもややこしそうな式ですが、ポイントを押さえれば簡単に解けます。
あなたは正解できるでしょうか？

解説

今回の問題の答えは「1」です。

次のように計算することができます。
（分数の計算式は、記事後半の画像も合わせてご確認ください）

  1÷2÷1/2
=1×1/2×2
＝1

この式を解くポイントは、「割り算は逆数の掛け算に変換できる」というルールです。

まずは、それぞれの割り算を掛け算に変換してみましょう。

「÷2」は「×1/2」
「÷1/2」は「×2」

したがって、元の式
1÷2÷1/2
は、次のように変換できます。

1×1/2×2

あとは計算するだけです。

1×1/2=1/2
1/2×2=1

ということで、答えは「1」になります！

このように、割り算を掛け算に直してから計算すればスムーズですね。

まとめ

分数の割り算は、計算規則をしっかり理解しておけば難しくありません。
「割り算は逆数の掛け算」と覚えておくことが、スムーズな計算のカギです。

電卓では対応できないことも多いので、こうした計算は暗算力のトレーニングにもなりますよ。

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※本記事でご紹介している解法は一例です。他にも解釈の余地がある場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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文・編集（監修）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

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