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工夫して5秒で計算してみて!「321×6」→5秒でチャレンジ

  • 2025.6.19
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小学校までの算数で9×9までの九九は習いましたが、その先はどうでしょうか。

今回は三桁の数を含む掛け算に制限時間5秒で挑戦してみましょう。

頭の中で筆算をしようとしていたらあっという間に時間が経ってしまいます。そこで解き方の工夫を考えてみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
321×6

筆算なら一の位から掛けていきますが、今回は百の位から掛けていきます。

解説

この問題の答えは「1926」です。

筆算をせずに解くためには「分配法則」をうまく使いこなす必要があります。

〈分配法則〉
・a×(b+c)=a×b+a×c
・(a+b)×c=a×c+b×c

カッコの中に三つの数がある場合でも分配法則は適用できます。

今回は後々に掛け算をすることを意識して、321を300と20と1に分けて計算していきます。

  321×6
=(300+20+1)×6
=300×6+20×6+1×6
=1800+120+6
=1920+6
=1926

端数が出ないように何百、何十とキリの良い数に分けることで掛け算がしやすくなりました。

足し算をする際にもある程度0が揃っていると計算しやすいですね。

まとめ

筆算では一の位から百の位に向けて掛けていくのが普通でしたが、分配法則を使うと百の位から順に掛けていくことになります。

この方法ならどんなに複雑な数でもキリの良い数にして計算できるので、九九の範囲を超えた数を掛け算する場合には積極的に活用してみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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