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『なぜかいつも金欠な人』が無意識にやっている…意外と見落としがちな“4つのムダ出費”とは?【元銀行員が解説】

  • 2025.6.19
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「給料日直後は余裕があるのに、気づけば月末はギリギリ…」そんな“あるある”な悩み、抱えていませんか?

実は、いつも金欠に陥ってしまう人には、共通する“ある習慣”があります。それが、自分でも気づかないうちにお金が出ていってしまう「無意識のムダ出費」です。

ひとつひとつは小さな出費でも、頻度が高いため月末にはまとまった金額に…というケースも珍しくありません。

この記事では、元銀行員の筆者が、ついやってしまいがちな「ムダ出費の典型例」を4つに整理してご紹介。お金の使い方を見直すヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

【買い物編】気づかぬうちに財布から消えていく2つの出費

気づいたらやってしまいがちな買い物に潜むムダ出費が、2つあります。

ムダ出費① コンビニでの「ついで買い」

「お弁当だけ買うつもりが、新作スイーツまで一緒に…」こんな“ついで買い”、心当たりはありませんか?

コンビニは便利ですが、商品配置やレジ前の誘惑が多く、つい余計なものまで手に取ってしまいやすい環境です。

1回の金額は小さくても、毎週、毎日と続けば月に数千円〜1万円以上になることも。年間では数万円の差が生まれます。

「買うものはこれだけ」という強い意思を持つことがオススメです。 

ムダ出費② SNS映えを意識した「見栄の出費」

「Instagramで見たブランドバッグが欲しくなって衝動買い」「本当は興味ないけど、話題の店だからと高級ディナーへ」

こういった“誰かに見せるための消費”は、満足度が低く、財布の負担ばかりが増えてしまいます。
後悔の元になるだけでなく、生活の本質的な豊かさにもつながりません。

ムダをなくすには、自分の「好き」という価値観を大切にしましょう。自分のための消費を心がけると、満足度も貯蓄額も上がります。

【固定費・手数料編】気づかぬうちに“毎月”消えていくお金

続いては、気づきにくいけれど毎月じわじわ効いてくる“固定費”や“手数料”のムダ出費です。

ムダ出費③ 放置された「謎のサブスク」

登録したまま放置している動画配信やアプリの有料サービス。
「また使うかも…」と放っておくと、毎月しっかりお金だけは引き落とされています。

特に初月無料などの“お試し期間”後に、そのまま惰性で契約が続いているケースは要注意。

対策として、ご自身が持つクレジットカードの明細を定期的にチェックし、「すぐ手放す」という思い切りの気持ちを持ちましょう。

ムダ出費④ 気づけば積み重なる「各種手数料」

「手数料って数百円だし、まあいいか…」そんな油断が、積もり積もって大きな出費に。

たとえばATMでの引き出し、銀行振込なども、使い方次第で手数料をゼロに抑えられます。

  • 手数料が無料の時間帯にATMを利用
  • 手数料無料の特典があるネットバンキングを活用

「塵も積もれば山となる」と意識し、少額の出費を軽視しないマインドが重要です。

まとめ

ご紹介した以下の4つのムダな出費は、すべて「無意識」の行動から生じます。

  • コンビニのついで買い
  • 見栄による消費
  • 使っていないサブスク
  • ATMや振込の手数料

大切なのは、自分のお金の流れに対するマインドを少しだけ意識することです。

「今月もまた金欠だった…」を卒業するために、今日からできる“ちょっとした意識の変化”を大切にしてみませんか?


執筆:河野 義広
政府系金融機関で17年半勤務した経験を持つWebライター。現在は独立し、金融やお金に関する幅広いテーマを執筆している。
法人営業・融資事務・預金業務・インターネットバンキングコールセンターの統括などの業務を経験してきた。証券外務員一種・FP2級・簿記2級などの資格も保有。
現場経験と専門知識を活かし、日々の暮らしや事業運営に役立つマネー情報をわかりやすく発信。事業の融資相談や家計相談も承っている。