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管理栄養士「おつまみの選び方に注意して」→実は『アルコール』と食べ合わせが“NGな食材”とは?

  • 2025.6.23
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

お酒を楽しむとき、何気なく選んだおつまみが、実は体に悪影響を及ぼしているかもしれません。味や好みで選びがちな食べ物のなかに、『アルコールと相性が悪く、できれば避けたいNG食材』が存在するのです。

今回は、管理栄養士の視点から、健康的にお酒を楽しむために知っておきたい食べ合わせの注意点をわかりやすく解説します。

なぜ『食べ合わせ』が大切なの?

お酒は嗜好品として楽しめる一方で、体内では肝臓がアルコールを分解するためにフル稼働しています。このとき、食べ物の種類によっては、肝臓にかかる負担がさらに増してしまうのです。

たとえば、脂っこいものや消化に時間のかかる食材は、肝臓の働きを妨げたり、アルコールの吸収スピードを早めてしまうことがあります。結果として、二日酔いや胃もたれ、脱水症状といった不快な症状を招きやすくなります。

お酒と相性の悪い食材を知っておくことは、「飲んだ後に後悔しない」ためのひと工夫になるのです。

管理栄養士が指摘する「アルコールと相性の悪い食材」

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出典:photoAC(※画像はイメージです)
  • 脂肪分が多い食べ物(揚げ物・濃厚チーズなど)
    脂質の多い食事は、アルコールの代謝と同時に脂肪の処理も肝臓に求められるため、負担が倍増します。唐揚げやポテト、クリーム系の料理など、つい頼みがちなおつまみには注意が必要です。

  • 塩分の多い食べ物(干物・加工肉・塩辛など)
    塩分の摂りすぎは、体の水分バランスを崩し、脱水症状を悪化させます。アルコールによる利尿作用と合わさると、むくみや頭痛といった不調の原因にも。

  •  カフェインを含む飲み物(コーヒー・エナジードリンク)
    意外に見落としがちなのが、カフェインの摂取。利尿作用があるため、アルコールと一緒に摂ると体内の水分が急激に失われやすくなります。特に飲酒後のコーヒーは、リラックスできても体への負担は大きい可能性があります。

NG食材を避けて『心地よく飲酒する』工夫を

アルコールは、楽しむことと健康を両立させることが大切です。今回紹介したような食材を避けるだけでも、肝臓への負担を軽くし、飲酒後の体調不良を防ぐ手助けになります。

代わりに、野菜・たんぱく質・水分を意識してバランスよく取り入れることで、体への優しさはぐんとアップ。たとえば、冷ややっこや枝豆、グリルチキンなどは、おつまみにもぴったりで、肝臓を労わる選択肢になります。脂肪分・塩分・カフェインの多い食材を避けることで、体へのダメージを抑えながら、美味しくお酒を楽しむことができます。

この記事を参考に、次にお酒を飲むときは『体にやさしい食べ合わせ』を意識してみてくださいね。健康的なお酒の楽しみ方は、日々のちょっとした選択から始まります。

※お酒は20歳になってから


監修者:陽南(はるな)
管理栄養士×ヨガインストラクター

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女子栄養大学卒業。3人兄弟の母。
オンラインを中心にママ向けヨガインストラクターとして、「自分の時間も大切にしていい」と思える心と体づくりをサポート。
埼玉を拠点に、地域のママたちが集えるコミュニティで、親子ヨガやリラックスヨガを通し、ママが素の自分でいられる居場所づくりを大切にしています。
ヨガスクール「ママニティカレッジ」認定講師としても活動中。
https://lit.link/haruna00yoga