1. トップ
  2. 「おかしいだろ」「なんで?」“思わぬ評価”に憤慨する視聴者も…「言葉にできない」“絶句する”ほどの大傑作映画

「おかしいだろ」「なんで?」“思わぬ評価”に憤慨する視聴者も…「言葉にできない」“絶句する”ほどの大傑作映画

  • 2025.7.5

ドラマや映画の中には社会問題をテーマにした作品は多数存在します。本記事では第3弾として、2022年に上映された映画『ケイコ 目を澄ませて』(ハピネットファントム・スタジオ)をご紹介します。こちらは聴覚障害をテーマとした作品。ぜひ最後までにご覧ください。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

『ケイコ 目を澄ませて』はどんな作品?

undefined
(C)SANKEI
  • 作品名(配給):『ケイコ 目を澄ませて』(ハピネットファントム・スタジオ)
  • 公開日:2022年12月16日
  • 出演:岸井ゆきの(小河ケイコ 役)

あらすじ

ケイコ(岸井ゆきの)は、生まれつき耳が聞こえない若き女性ボクサー。静かに、しかし真っ直ぐに日々の練習に打ち込みながら、古びた下町のボクシングジムでプロとしてリングに立つ日々を送っている。ジムの会長や仲間たちに支えられながら、音のない世界で“戦う”ことを選んだケイコの毎日は、緊張と孤独、そして希望に満ちている。

だがある日、彼女が通うジムが閉鎖の危機にあることを知らされる。変わりゆく環境、言葉で交わせない感情、揺らぐ自分の思い――。ケイコは、自分が本当に向き合いたいもの、守りたいものを見つめ直すことになる。

静かな街の風景の中で、ひとりの女性が“音なき声”を心に響かせる。生きること、闘うこと、そして“本当の強さとは何か”を見つけていく――そんな静謐で力強い感動作。

名作が故に寄せられた“疑問”と“怒り”

本作品は聴覚障害を持つプロボクサーが主人公の映画で、“聴覚障害”をテーマにした社会派作品。小笠原恵子さんの自伝『負けないで!』を原案に、三宅唱さんが監督・脚本を務めた作品です。

主演の岸井ゆきのさんは本作で“第46回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞”を受賞。演技派として注目されている女優さんであり、本作品でも名演技が光りました。

SNSでは、「岸井ゆきのさん素晴らしかったですね」「最優秀主演女優賞を受賞してるのをTVで観て、すごい嬉しかった」など、岸井ゆきのさんの演技に対する声も多数上がっています。

一方で、作品賞や助演男優賞、監督賞の受賞には至らず「作品賞入ってないのなんで?」「作品賞入ってないのおかしいだろ」「作品賞と助演男優賞と監督賞にノミネートされてないのはおかしい「控えめに言っても日本アカデミー賞は監督賞と主演女優賞と助演男優賞をあげないとおかしいで」と思わぬ評価に疑問と怒りをみせる視聴者も。

しかしながら、日本アカデミー賞以外でも多数の賞を受賞しており、このような声が見られることからも、本作の評価の高さがうかがえますよね。

他にも、「考えさせられた。多分もう一度観ると思う」「これは何回も観たくなる映画」「言葉にできない…など、何度も本作を観たいという声や、考えさせられる内容に言葉が詰まってしまう方も見受けられました。

名作映画『ケイコ 目を澄ませて』をぜひご覧ください!

今回は2022年上映の映画『ケイコ 目を澄ませて』をご紹介させていただきました。こちらの作品は社会問題の中でも“聴覚障害”をテーマとし、社会派作品としてベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品され、2022年日本映画ベストテン1位にも輝き、高評価を受ける作品となりました。

SNSでもたくさんの口コミが上がっており、本作品は多くの人が社会問題について目を向けるきっかけになったのではないでしょうか。社会問題をテーマにした映画『ケイコ 目を澄ませて』をぜひご覧ください!


※記事は執筆時点の情報です。