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「絶対に地上波でやれない」「吐きそうになった」“過激すぎる脚本”に騒然…だけど「一度は観るべき」“世界が絶賛”する衝撃映画

  • 2025.6.30

ドラマや映画の中には社会問題をテーマにした作品は多数存在します。本記事では第1弾として、2022年に上映された映画『PLAN 75』をご紹介します。こちらは超高齢社会の日本を舞台とした作品です。ぜひ最後までにご覧ください。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

映画『PLAN 75』はどんな作品?

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(C)SANKEI
  • 作品名:『PLAN 75』(ハピネットファントム・スタジオ)
  • 公開日:2022年6月17日

あらすじ

少子高齢化が深刻化する近未来の日本。政府は“PLAN 75”という制度を施行する。これは、75歳以上の高齢者に「生死の選択」を委ね、希望者には安楽死を支援する政策だった。

夫と死別し、ホテルの清掃員として働きながら細々と暮らす78歳のミチ(倍賞千恵子)は、住まいと仕事を突然失い、制度への登録を検討し始める。一方、PLAN 75の職員・ヒロム(磯村勇斗)は、高齢者を説得し、制度を“勧める”ことに葛藤を抱え始める。そして、遺体の処理業務に従事するフィリピン人ワーカー・マリアもまた、制度の影で翻弄される存在だった。

“尊厳死”の名のもとに、社会から静かに追い出されていく高齢者たち。制度の優しさに包まれながらも、どこか無機質な現実の中で、ミチは「生きること」の意味を静かに見つめ直していく……

他人事ではない社会問題!私たちの少子高齢化への正しい向き合い方とは?

『PLAN 75』は2022年に上映された映画作品で、倍賞千恵子さんや磯村勇斗さん、ステファニー・アリアンさん、河合優実さんが出演しています。

また本作品は第75回カンヌ国際映画祭、第46回日本アカデミー賞、第44回ヨコハマ映画祭などで数々の賞を受賞しており、少子高齢化が国の課題をして取り上げられる中で日本の代表的な映画作品となりました。75歳以上の人に自らの生死を選択できる権利を与える制度「プラン 75」が施行された日本を舞台にした社会問題をテーマにした映画です。

映画の制作にあたり、早川監督は15名ほどの70、80代の方に実際に会い、どのような人生を歩まれてきたのか、「プラン 75」が実在したらどう思うのかインタビューを実施。当事者へのインタビューを通して、映画では早川監督が考える少子高齢化の本当の課題について明らかとし、若者らも少子高齢化に対して当事者意識を持てるような作品になっています。

SNSでは、「始まってすぐにしんどくて吐きそうになった」「絶対に地上波でやれない映画」「最後まで観れたけどなかなかグロい映画だった」と、他人事とは思えない生々しいテーマということもあり、辛さを感じた方も多く見られました。

一方で「今まで敬遠していたけど素晴らしい作品だった」「私なら、どうするか」「今一度考えさせられました」「全国地上波で流してほしい作品」「日本人として一度は観るべき映画」と称賛の声や、“安楽死”や“生きる意味”、“少子高齢化の現状”を考えるきっかけにもなったという声が続出していました。

豪華キャストの快演に「絵空事とは思えない」

作品のテーマに衝撃をうける視聴者が多いなか、出演者の演技力への称賛も多く見受けられました。「老いを強調する映像を撮られながら、無言でも人間の尊厳を表現する俳優が凄い」「俳優たちの素晴らしい演技もあって、絵空事とは思えない」社会問題をテーマにした作品だからこそ、演技力の高さに心動かされた方も多いようです。

また「プラン 75」は社会を本当に良くするのか、それとも人々を不幸にするのか、さまざまな意見がSNSで飛び交い、当事者以外らも少子高齢化に対して考えるきっかけになっていることがわかります。

名作映画『PLAN 75』をぜひご覧ください!

今回は2022年上映の映画『PLAN 75』をご紹介させていただきました。こちらの作品は社会問題の中でも「少子高齢化」をテーマとし、社会派作品として高評価を受ける作品となりました。

SNSでもたくさんの口コミが上がっており、本作品は多くの人が社会問題について目を向けるきっかけになりました。本記事を読んで、社会問題をテーマにした映画『PLAN 75』が気になった方は、ぜひご覧ください!


※記事は執筆時点の情報です。