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「月イチのファミレスがご褒美」70代男性、“月15万”で暮らす年金生活 … 物価高で見えた“リアル”とは?

  • 2025.6.6
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

日本の多くの高齢者が直面している、年金生活の厳しい現実。今回は、神奈川県で自営業を営む70代男性のAさんの声を通じて、その実情と胸の内を探ります。月15万円の手取り年金で夫婦2人暮らし。その生活は、想像以上に厳しいものでした。

70代、自営業者の年金生活 手取り月15万円の現実

70代男性で、自営業を営んできたAさん(仮名)。長年働き、厚生年金と国民年金を合わせて月15万円の手取り年金を受給しています。奥さんと二人暮らしであるものの、それでも生活は楽ではないと言います。

「夫婦2人暮らし優雅な生活はできないです。たまの外食程度がわずかな楽しみです。」

Aさんの言葉からは、年金生活の厳しさがひしひしと伝わってきます。

夫婦二人の食費は月4万円程度に抑え、外食は月に一度、ファミレスに行くのが精一杯。旅行もここ数年行けていないそうです。

食費や日用品、光熱費など、あらゆるものが値上がりする中で、年金収入は据え置き。Aさんは、現在の年金生活を「過剰なアベノミクスの後遺症の物価高で苦しい年金生活」と表現し、その苦しさを訴えます。

老後生活の「楽しみ」と「不安」

年金生活で感じる「楽しみ」は、ささやかな外食以外にほとんどないというAさん。

一方、「不安」については切実な悩みを抱えています。

「この先、介護が必要になっても人手不足と、経済的負担で、介護が受けられるかどうか不安です。」

団塊の世代が後期高齢者となり、介護需要がますます高まる中で、介護人材の不足や医療費・介護費の増大は社会全体で解決すべき課題。

Aさんの不安は、決して彼一人だけのものではありません。多くの高齢者が抱える共通の課題であり、将来への大きな懸念となっています。

厳しい年金生活を強いられる高齢者の声

Aさんの声は、日本の年金制度や社会保障制度が抱える課題を浮き彫りにしています。

少子高齢化の進展により、年金制度の持続可能性が問われています。物価高騰という外部要因も加わり、年金受給者の生活はますます厳しさを増しています。

今回のAさんのケースは、日本の高齢者が直面している現実の一端を示しています。Aさんのように、日々節約に励みながらも不安を抱えて生活している方々が安心して暮らせる社会の実現に向けて、私たち一人ひとりがこの問題に目を向け、考えていく必要があるでしょう。


※本記事では読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。

アンケート実施日:2025年6月4日
投稿方法:インターネットサービスによる任意回答(自由回答式)
投稿者:70代男性、自営業、神奈川県