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美容師「その使い方、逆効果かも」→『頭皮ブラシ』が逆効果に…意外とやりがちな“NG使用法”とは?

  • 2025.6.13
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

最近、頭皮ケアのために頭皮ブラシを使っている人が増えていますよね。スッキリ感や血行促進、さらには薄毛予防にも効果が期待できると話題ですが、一方で「使い方は本当にあってる?」と感じている方も多いのではないでしょうか。

正しく使わなければ頭皮を傷つけてしまったり、十分な効果が得られない可能性があるからです。今回は美容師の監修の下、頭皮ブラシの正しい使い方とその効果について詳しく解説します。

頭皮ブラシの使い方が間違っていると…

頭皮ブラシは、ドラッグストアなどでもさまざまな商品が販売されており、よく使われているアイテムですが、多くの人は自己流で使っているのが現状です。「ブラシでゴシゴシする=気持ちいい、頭がスッキリする」と感じているうちに、自分の頭皮を傷めてしまうケースが増えています。頭皮は顔の皮膚よりもデリケートで、強すぎる刺激は炎症や乾燥の原因になることも。

また、誤った使い方では育毛や血行促進の効果が半減してしまい、よかれと思ってやっているのに無駄になることもあるのです。正しい刺激の強さや使うタイミング、ブラシの選び方などを知ることは、美しい髪を保つための基本となります。

頭皮ブラシを使用することだけで抜け毛や切れ毛などのトラブルは発生しませんが、髪の毛が絡まっているのに無理矢理ブラシを使い続けたり、頭皮の炎症があるのに汚れを落とそうと使用し続けたりするのはNGです。これらによって、髪や頭皮のトラブルに繋がる場合がありますので、気になる点があれば一定期間、使用をやめてみるのもよいでしょう。

頭皮ブラシの正しい使い方とは?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、具体的にどのように頭皮ブラシを使うのが正しいのでしょうか?

  1. 適度な力加減を守る
    頭皮ブラシは「気持ちいい」程度の力で使うのが理想。強く押し付けたりゴシゴシこすったりすると、頭皮の表面を傷つけてしまいます。ブラシの毛先が柔らかく頭皮に優しいものを選び、力加減は優しく行いましょう。
  2. 使うタイミングはシャンプーの時がおすすめ
    いつものシャンプーのタイミングで頭皮ブラシを使ってみましょう。頭皮全体を軽くシャンプーで泡立たせた後、頭皮ブラシで優しく頭皮をマッサージしましょう。その後シャンプーを洗い流したら、改めてすすぎ洗いで完了です。この時、毛先に向けて優しくブとかすとと、シャンプーをしっかり洗い流すことができます。
  3. ブラッシングの方向と動き
    決まった方向だけでなく、生え際は頭皮を動かすような気持ちでくるくると円を描くように動かしていきましょう。頭頂部はゴシゴシこすりたくなりますが、こちらも頭皮を静かに動かすように使いましょう。
  4. 使用頻度は毎日ではなく週に2~3回が理想
    使用頻度は頭皮ブラシの種類によって異なりますが、毎日使うと刺激が強過ぎてトラブルになることもあるため、週に2~3回の使用が理想的です。適度な頻度で続けることがポイントです。

こうした使い方を守ることで、血行促進による育毛効果や皮脂汚れの除去、頭皮環境の改善が期待できます。頭皮の健康は髪の毛の健康につながるため、美しくツヤのある髪を保つための土台づくりにも役立つのです。

正しい使い方で頭皮ブラシを味方に

頭皮ブラシは、正しく使えば育毛促進や頭皮のリフレッシュに非常に役立つ美容アイテムです。しかし、誤った使い方では頭皮のダメージにつながり、逆効果になるリスクもあることをしっかり理解しましょう。

適度な力加減、使うタイミング、頻度を守り、頭皮全体を優しくケアするのがポイントです。ぜひ今回ご紹介した正しい使い方で、頭皮ブラシを上手に取り入れてみてくださいね。


監修者:三村浩章(合同会社サステア CEO、ヘアメイククール 代表、滋賀県美容組合副理事長、シャンプーソムリエ)

シャンプーソムリエの資格を持つ現役美容師。
今までに向き合ったお客様の数延べ12万人以上。
高校卒業後、神戸のサロンに勤務。その後滋賀県彦根市にCOURを出店。
ヘアショー、各種セミナー、神コレのヘアメイク、雑誌のヘアメイク、メーカーのプロダクトの企画テストなどをこなす。
またシャンプーオタクが作った「サステア」をECサイトにて販売中