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医師「これらの食品は要注意」→実は肌が黄色くくすむ原因に…『黄ぐすみ』が気になる人が食べている"NG食品"とは

  • 2025.6.13
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「最近、肌がなんだか黄色っぽくくすんで見える…」そんな悩みを抱えている人は少なくありません。実はこの「黄ぐすみ」と呼ばれる肌トラブル、ただの汚れや乾燥とは少し違う原因があります。黄色くくすんだ肌は、見た目の印象を大きく左右し、「疲れて見える」「老けて見える」と感じることも。

そこで今回は、医師からのアドバイスも交えて、黄ぐすみの原因となるNG食品と、避けるべき食生活について詳しくお伝えします。

黄ぐすみの原因は何?食生活と肌の関係を知ろう

黄ぐすみの原因はさまざまありますが、肌の新陳代謝の低下や、体内にたまりやすい物質の影響が大きい言われています。特に注目されているのが『カルボニル化』と『糖化』です。

『カルボニル化』は体内で酸化した脂質とタンパク質が結び付くことです。黄褐色の『カルボニル化タンパク質』が作られる状態のことで、黄色味が強くなるといわれています。

『糖化』とは、糖質を過剰に摂取することで、エネルギーに変換しきれない分がでてきしまう状態に。その余った糖と体内のタンパク質が結びついて起こることを指します。そして糖化によって作られる「AGEs(糖化タンパク質)」という物質も黄ぐすみの原因になってしまいます。

こうした背景から、肌の黄ぐすみは単なるメイクなどの問題ではなく、体の内側の状態が大きく影響していることがわかります。ですから、「美白したい」「透明感を出したい」と思うなら、食事の内容を見直すことがとても大切です。

黄ぐすみを悪化させるNG食品とは?

黄ぐすみを気にする人が注意すべき代表的な食品は、砂糖や白米、白パンなどの精製された炭水化物です。これらは血糖値を急激に上げ、体内の糖化反応を加速させる原因に。さらに、揚げ物や加工肉、ファストフードといった脂質の多い食品も要注意です。これらは酸化ストレスを引き起こし、肌の老化やくすみを進行させるといわれています。

また、甘いお菓子はもちろん、ビールやジュースなどの清涼飲料も注意が必要です。これらもかなり糖分を含んでいるのお茶や水にかえたり、糖分の入っていない飲み物を選びましょう。

一方で、トマトやブロッコリー、ブルーベリーなどビタミンCやE、ポリフェノールを多く含む食品は、抗酸化作用により肌の透明感を保つ助けとなります。

毎日の食生活を少し見直すだけでも、変化があらわれるかもしれません。

肌の黄ぐすみは生活習慣の見直しから!透明感ある素肌を目指そう

肌の黄ぐすみは単なる色味の問題だけでなく、肌の内部で起きている糖化などの現象を反映しています。特に糖化は食事内容や生活習慣が深く関わるため、自分でコントロールできる部分が大きいのが嬉しいポイントです。砂糖や脂質を控え、抗酸化作用がある野菜や果物を積極的に取り入れることで、肌の透明感を取り戻すことが可能です。

また、食事だけでなく、十分な睡眠やストレスケアも黄ぐすみ防止には重要。毎日の積み重ねが美肌の鍵となります。黄ぐすみを感じたら、ただ隠すのではなく、食生活を中心に生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?


監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/)

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2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。