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22年前、日本中が笑い転げた“伝説のバラエティ番組” 平成の土曜夜を沸かせまくった“新時代のエンタメ”

  • 2025.5.31

「22年前、ゴールデンタイムに現れた“ネタの祭典”を覚えてる?」

2003年4月にスタートした、伝説のネタ番組『エンタの神様』(日本テレビ系)。2010年に放送終了するまで22時というプライムタイムから放送されたこの番組はそれまで深夜帯を中心に放送されていた若手芸人中心の“ネタ見せ番組”の在り方やお笑い番組の構造を根本的に変え、一気にお茶の間の主役に引き上げたパイオニア的存在だった。

MCを務めた福澤朗アナと白石美帆の安定感抜群の進行に対し、ステージに登場する若手芸人たちは、個性爆発のキャラクターでインパクト重視のギャグやコント、リズムネタを連発。番組の人気とともに「エンタ芸人」と呼ばれた彼らはの人気・知名度は一気に全国区へとなっていった。

この、土曜22時にテレビをつけるたびに「誰かしら面白い人が出てる」感覚が、多くの視聴者を虜に、沸かせまくった。

その言葉どおり、お笑いファンからライト層まで楽しめるバラエティに富んだ内容で、お茶の間に“笑いの新時代”をもたらしていった。

“キャラ芸人”のネタを誰もが口ずさんだ“伝説の番組”

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(C)SANKEI

「全国区ではない芸人をプライムタイムに起用」、「登場の際の各芸人に付くキャッチコピー」、「ネタ見せ中のテロップ演出」など、『エンタの神様』が生んだ斬新性は多々あるが、最大の功績といえば、なんといっても“個性抜群のキャラ芸人”を次々と生み出したことと言えるだろう。

いつもここからのツッコミ暴走族、波田陽区のギター侍、長井秀和の「間違いない」、レイザーラモンHGの「フォー!」、小梅太夫の「チッキショー!」、ですよ。の「あ~い、とぅいまて~ん」、だいたひかるの「どうでもいいですよ」、エンドロールとともに流れる犬井ヒロシの「自由のブルース」……。

どの芸人も、強烈なキャラと一度聞いたら言いたくなる決めフレーズで瞬く間に全国区へと駆け上がっていった。

一度見たら忘れられないビジュアルとフレーズ、そして毎週更新される新ネタ。まさに“キャラ勝負”という新たなトレンドをテレビの世界に定着させ、バラエティ番組の風景を塗り替えていった。

“誰でも口ずさめるフレーズ”で学校も職場も大流行

「残念!」「フォー!」「チッキショー!」「ヒロシです……」など、番組から生まれたフレーズは、たちまち学校や職場での“流行語”に。真似をしたり、日常会話で使ったり、時には文化祭の出し物になるほど浸透していた。

お笑いに詳しくなくても楽しめるキャッチーさと、世代を問わないわかりやすさ。『エンタの神様』は、お笑いというカルチャーを“広く・浅く・楽しく”届けることに長けていた。ネタ番組というジャンルを、エンターテインメントの一角として成立させたその功績は計り知れない。

今なお色褪せない“あの頃の爆笑”

放送開始から20年以上が経った今でも、不定期特番として復活すれば大きな話題となる『エンタの神様』。

あの頃のネタを懐かしむ声は今も多く、「あの芸人、また見たい」「あのフレーズ、今でもつい口にする」といった声が後を絶たない。もちろん今現在もお笑い界の最前線で活躍する芸人、コンビも多数いる。

芸人のネタを“テレビの主役”として届けるスタイルを浸透させ、“新時代のエンタメ”を創り上げたのが、まさにこの番組だった。


※この記事は執筆時点の情報です。