人気アニメの“大胆すぎる展開”に原作ファン驚愕…「かなり改変するんだな」「ビビった」原作者がXで発言した“意外な制作秘話”

青山剛昌による漫画を原作としたTVアニメ『真・侍伝 YAIBA』。第12話では、道場破りとして登場した新キャラクター・大和撫子（やまとなでしこ）が、鉄 刃（くろがね やいば）をめぐって峰さやかたちと勝負を繰り広げる。実は、原作ではたった1話しか出てこない撫子。リメイク版である本作では、今後も撫子の出番があるようなセリフと展開の“改変”が加わっていた。

恋の三角関係スタート？刃をめぐるさやか vs 撫子

さやかの家に戻り、さらに力をつけるために修行する刃。刃が買い物で留守にしている間に、撫子が道場破りにやってくる。そして、刃と結婚の誓いを立てたと言う撫子は、道場にいる全員を倒すことができたら刃を解放しろと条件を出した。佐々木小次郎と宮本武蔵が撫子に挑むが、どちらも負けてしまう。さやかが勝負に名乗り出るが、実力は撫子のほうがはるかに上だ。

昔、ジャングルで猛獣から助けられたことをきっかけに、刃に恋心を抱いた撫子。そして、「強くなって大きくなったら、私をあなたのそばにもらってくれますか？」「あぁ！強くなったらもらってやるぞ！」と2人は約束を交わしていた。その約束を信じ強くなった撫子だが、道場に帰ってきた刃によると、彼女のことを“蕎麦屋の坊主”だと勘違いしていた様子。“そばにもらう”は“結婚する”という意味を持つが、刃は言葉の通り“蕎麦をもらう”だと受け取っていたのだ。

帰ってきた刃に気を取られた撫子は、さやかに一本取られ負けてしまう。ずっと信じていた結婚の約束が刃の勘違いだったこともあり、ショックで涙を流しながら立ち去ろうとする撫子。しかし、「俺と一緒に修行すっか？」「俺、強えヤツ好きだからよ」と刃に誘われ、一緒に暮らすことになったのだった。その夜、刃のすき焼きをめぐってまたしても火花を散らすさやかと撫子は、恋のライバルになりそうだ。

鉄剣十郎から雷神剣にはめ込むと空を飛べる“龍神の玉”について語られ、撫子からは玉がある場所がいくつか描かれた地図の情報も手に入れた刃。第12話についてSNSでは「龍神の玉の存在も明らかになり、2クール目も楽しみだ！」「撫子いい新ヒロインだなー！」「もう完全に刃のこと好きやん」「箸休めの日常回……と思いきやまさかの展開」との声があがった。

原作“1話限り”の撫子が仲間に！改変でまさかの展開へ

今回新キャラクターとして登場した撫子は、実は原作漫画『YAIBA』の後半である第17巻に出てくるキャラクター。第12話の放送前、X（旧Twitter）では、アニメ公式アカウントにて下記のような投稿があり反響を呼んでいた。

どーも青山です！
なんと、オレの誕生日
6月21日に、前々からにおわせてた
後に出るはずのキャラが颯爽と登場するよん♪
もちろんセリフも全部オレ監修なので、
皆さん ドキドキハラハラしてね～（笑） TVアニメ『真•侍伝 YAIBA』公式（@YAIBA_PR）より

加えて、撫子は第17巻の中のたった1話しか出てこない。原作では、さやかとの勝負に負けた撫子が「強くなったらまたこいよー！！」と刃に言われ、うれしそうな表情を浮かべて去っていく……というラストだった。だが、『真・侍伝 YAIBA』では、セリフと展開を大きく改変。刃が撫子に一緒に修行することを提案し、新しく刃たちの仲間に加わった。

改変に対してSNSでは「大和撫子はレギュラーキャラになるのか？」「撫子も峰家に住むのだろーか？この辺かなり改変するんだな」「まさかの大和撫子ちゃん準レギュラーか」「アニオリにビビった」「脚本うまいなぁ！」との声が。これまでにも、原作の後半に登場する武蔵と小次郎の過去編が描かれ、大胆な改変に驚きの声があがっていた『真・侍伝 YAIBA』。予想ができない改変によって、原作勢もハラハラして観られる作品に生まれ変わっている。

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真･侍伝 YAIBA
ABEMAにて毎週土曜22:30より最新話を無料放送
［番組URL］https://abema.tv/video/title/2-29
【(C)青山剛昌／小学館／真･侍伝YAIBA製作委員会】

ライター：まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X（旧Twitter）：@kaku_magari