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まさかの”裏切り”に「全然気付かなかった…」オープニングから張り巡らされた伏線にファン驚愕

  • 2025.6.30

篠原健太による漫画を原作としたTVアニメ『ウィッチウォッチ』。第11話では、若月ニコを狙う敵・ウルフの正体がマガミケイゴだったと判明し、SNSでは「言葉にならない」「続き気になりすぎます」「全然気付かなかった…予想外だわ」と驚きの声が。また、オープニングで描かれた描写の意味がやっとわかる展開もあり、“伏線回収”の気持ちよさを味わえる回となった。

スニーカーに隠された共通点……まさかのウルフの“正体”に反響続出

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(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

若月伊吹から、ニコに危険が迫っていることを表す“犬と雨滴”という予言を伝えられていた乙木守仁(おとぎもりひと)。そんななか、風祭監志(かざまつりかんし)はウルフと呼ばれる男がドロップを使い、手下を集めているという情報を手に入れる。ウルフの手下は“犬”と呼ばれており、ドロップを言い換えると“滴”になることから、予言がウルフを指していると気づくカンシ。

一方、宮尾音夢(みやおねむ)がニコたちに接触し、黒魔女(ウォーロック)とニコに隠された力について語り始める。実は、ニコは千人に一人の巨大な魔力を持った特別な魔女だった。そして、悪の存在であるウォーロックの目的は、ニコが秘めているとてつもない魔力を手に入れること。ウォーロックとウルフが操った生徒たちを利用し、ニコを襲おうと計画していると踏んだモリヒトたちは、“犬”に招集がかけられたと聞き、急いで向かう。

その最中、モリヒトは魔法でつくられた空間に落とされてしまう。さらに、ウルフは別人格であり同一人物だとモリヒトに正体を明かすケイゴ。友達になれたと思った2人だが、一転して敵対してしまうのだった。原作とは構成を変え、ケイゴとモリヒトたちの友情が深まったところで起こった“裏切り”に、驚いた視聴者も多いだろう。

最後に判明したケイゴとウルフの真相についてSNSでは「原作でもビックリしたなぁ」「スニーカーが同じでちゃんと伏線張ってる」「ケイゴが裏切り者という衝撃のラスト」との声が。第11話の冒頭で描かれたスニーカー狩りに遭うケイゴのシーンも、実はウルフと履いているスニーカーが同じという隠れた共通点の伏線になっているのだ。

オープニングは伏線の宝庫?明らかになった“謎の男”と“滑走するケイゴ”の謎

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(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

『ウィッチウォッチ』のオープニングは、本編に登場するシーンがいくつもちりばめられている。原作を読んでいるファンにとって、ついニンマリしてしまうような遊び心に溢れるオープニングだ。加えて、原作を未読の人も、回を重ねるにつれて明らかになる本編の内容と一緒に楽しめるようになっている。

第11話では、伏線回収するかのようにオープニングに描かれていた場面が登場。たとえば、かつてケイゴがフィギュアスケート選手だったという経歴が明かされ、オープニングでも滑走するケイゴの姿が。これまでケイゴはフィギュアスケート選手らしいところを見せておらず、いきなりの新情報だ。ただ、なぜオープニングでケイゴが滑走しているのかという謎が解け、スッキリした人も多いはず。

オープニングの終盤で登場していた謎の男がウルフ、つまりケイゴだったことも判明した。『ウィッチウォッチ』のオープニングは、ストーリーが進むにつれて見え方が変わり、丹念につくりこまれているのがひしひしと伝わってくる。SNSでも「OPに伏線がちりばめられていた答え合わせなのも好き」「オープニングでそんなシーンありましたね」「今回へのフリだったのか」との声があがった。

数々のギャグで笑いを誘ってきた『ウィッチウォッチ』だが、雰囲気が大きく変わった第11話。毎話自由な次回予告ですらコミカルなやり取りは封印……かと思いきや、最後にニコがセリフを噛んでおり、シリアスな空気の中にも笑いを忘れていない。1クールの終盤にもかかわらず新たな一面を見せた『ウィッチウォッチ』は、さまざまな“表情”を持ち、私たちを楽しませてくれる作品だ。


ウィッチウォッチ
ABEMAにて毎週日曜日夜9時より最新話を無料放送
[番組URL]https://abema.tv/video/title/593-12
【(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS】

ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari