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グルマン温故知新:吉祥寺〈33 Manet cua〉異国情緒溢れるヨーロピアンなベトナム料理

  • 2025.5.27
パプリカバターとベトナムソースビーフステーキ

33 Manet cua(吉祥寺)

異国情緒溢れるヨーロピアンなベトナム料理

オーナーシェフの中島久之さんとサービス担当の姉と2人で切り盛りするこちら。フレンチコロニアルとベトナムのスタイルが融合するイメージで料理を発想。姉が好きなフレンチをベースに、多国籍な料理経験を積んだ久之さんのアイデアとセンスで、ベトナム料理にソフトランディングさせている。

パプリカバターとベトナムソースビーフステーキ
この日の部位はザブトンを使用し、最適な火入れで。濃厚なパプリカバターと赤唐辛子がアクセント。肉の下には凝縮した牛だしとヌクマムのジュレ風ソースを忍ばせて。ヨーグルトベースのさっぱりしたベトナムソースで味わう。一口サイズにカットをし、箸でつまめるベトナムスタイルで。2,300円。
カニ風セロリのマヨ
タパスのようにつまめる小さめのオープンサンド。カニの身をたっぷりと使い、セロリの清涼感とまろやかなマヨネーズでまとまりのある味わいに。メニューはほかに3種あり。650円(同じものを2個の場合1,100円)。
米粉ブンのチキンヌードル
王道のベトナム常食麺。旨味のある鶏ガラスープに、しっとりとした鶏肉でボリュームもあり。グリーンの野菜もふんだんに盛り込み、味変にはライムと甘酸っぱいソースを。締めに味わいたい一品。1,200円。

例えばメインディッシュのビーフステーキは、フレッシュな野菜とフレンチフライを添えたビストロ料理の定番ステック・フリットのアレンジ版。ヨーグルトと練乳を合わせた爽やかなソースは、ヌクマムの塩味とコクで味の輪郭ははっきりと。ワインへとつながる味わいがいい。

前菜にはマリネやポテトサラダ、コロッケなど親しみのある小皿料理を充実させ、得意のオーブン料理も楽しみな内容だ。

「ベトナム料理は甘味と酸味のベースがあり、さっぱりと仕立てられるので日本人好み。遊び心を持って作り甲斐があります」と久之さん。期待十分だ。

中島久之シェフ
絵画の中でも「マネが好き」という中島久之シェフ。
33 Manet cuaの店内
アンティークやアートを多用した店内。トリップ感が堪能できる。

Information

33 Manet cua

〈バートゥア マネ クウァ〉
住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町2-10-15 嶋田ビル1F
TEL:0422-26-6897
営:11時30分~14時30分LO、17時~20時30分LO
休:月曜夜・火曜・水曜

JR吉祥寺駅北口から徒歩5分。2024年11月29日オープン。ランチはシーフードオムライス1,700円、ベトナム式シュリンプライス1,700円、バインミー950円など6種類。17時〜19時の限定メニューあり。ワインはフランス産、スペイン産、カリフォルニア産が中心。グラスワインのほか、ボトルワイン6,500円~。ビール950円、ハウスワイン(グラス)1,000円~。前菜700円~、オーブン焼き1,200円~、メイン1,400円~。カウンター2席、テーブル3卓12席。

*営業形態、営業時間等は変更になることがあります。

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