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5月?10月?【運動会の開催時期】はどっちが多い?北と南で地域差、海外の開催時期は?

  • 2025.5.23

運動会は5月開催?10月開催?

運動会は何月開催?
運動会は何月開催?

運動会は長らく「スポーツの日(旧:体育の日)」があり、「スポーツの秋」としても親しまれる10月に開催される傾向がありましたが、近年は5月に開催されるケースも増えてきました。そこで、TimeTreeの社内研究所『TimeTree未来総合研究所』が、運動会の開催時期事情について、データを分析し、その結果を公開しました。分析データは、2019年1月1日~2025年5月18日の期間、TimeTreeに登録されたデータを元にしたもの。

公表されたデータによると、コロナ禍以前の2019年には、5月開催の予定数は10月の予定数の約半数程度でしたが、2020年からはコロナ禍に突入、5月は緊急事態宣言やまん防の発令時期と重なってしまい、予定数が激減しました。一方10月は、運良くそうしたタイミングからは外れており、予定数の減少は比較的緩やかでした。

2022年には感染症対策の発令がなくなり、2023年5月には新型コロナウィルスが5類指定になったことで予定数は大きく回復し、2025年5月(5月18日時点)の登録予定1万件あたりの運動会予定出現数は、2020年の約5倍程度まで増加見込みに。

国内の運動会開催時期について、5月と10月のどちらが多いかを都道府県別に調査。どの都道府県でも5月と10月両方の時期に運動会予定が登録されていましたが、傾向としては日本の北に行くほど5月開催の割合が多く、南に行くほど10月開催が多くなる結果に。5月は10月に比べると気温が高い地域が多く、寒冷な地域は5月、温暖な地域は10月での開催が多くなっていることが推察されます。

最後に、海外の運動会事情についても調べてみました。海外でTimeTreeユーザーが多い地域の内、「運動会」に近いイベントを開催する習慣があるアメリカ、イギリス、韓国、台湾において「運動会」の予定登録が多い時期を調査すると、アメリカでは5月、イギリスでは6~7月、韓国は10月、台湾は11月と12月と、海外では国や地域によって運動会の開催時期が大きく変わることがわかりました。

以前に公開された結婚式に関する調査で、欧米とアジアで結婚式の開催時期に傾向の違いがあることが判明しています。今回の運動会についても欧米は初夏、アジアは秋から冬と、地理的な要因が開催時期に与える影響は大きいと推測されます。

調査を行った『TimeTree未来総合研究所』は、「今回の調査を通じて、運動会の開催時期における地域差や、コロナ禍による一時的な変化、さらに海外との違いが浮き彫りとなりました。かつて『スポーツの秋』の象徴だった10月開催が、今では5月にも広がり、地域の気候や社会状況に応じた柔軟な対応が進んでいる様子が伺えます。

また開催時期の変化以外にも、近年では運動会の予定の登録されている時間が短くなっている傾向も見られ、世の中全体として運動会の開催時間が短縮されている影響も見受けられました。午前中のみの短時間開催や、昼食を伴わないスタイルが増えており、これも感染症対策や保護者負担の軽減を意識した新たな運営スタイルへのシフトと考えられます」とコメントしています。

(LASISA編集部)

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