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「朝飲み、最高!」週末は女子も集まる、10時から飲めるコスパ最強な天満の老舗酒場3選

  • 2025.5.18

大阪の人間にとっては「何をいまさら」のことながら初めて天満駅から北へ歩み出た東京人は思うだろう。

「なんで、こんな早い時間から飲んでるの?」

そう、天満は飲むための街。朝から飲める街なのだ。

『酒の奥田』の暖簾の先は、大人のユートピアでした

天満『酒の奥田』の外観
創業69年。店名から察せられるように、実はこの店は酒販店。スタンディングで最大70人ほど入るというコの字カウンターでの立ち飲みは、いわば“超巨大角打ち”といえるだろう
オープンはAM10時!朝イチから常連で混み合う


朝10時の開店一番、年季の入った常連たちが、自宅の廊下を歩くような自然さで暖簾をくぐる。

天満『酒の奥田』の内観
朝10時からのオープンは「仮にも酒屋なんでそれくらいには開けますよね」と奥田さん。年金の支給日には、朝イチからこの暖簾をくぐろうと列をなす常連が、増えるとか増えないとか


「朝イチ組の数割は『毎日』の人ですね」と三代目の奥田雄治さん。まだ若いが、飲ん兵衛の聖地・天満で生まれたときから酔っ払いをあしらってきたような人だ。

「週末は若い女性もひとりで入ってきますよ」

店は掃除が行き届き、禁煙だからケムくもない。酔っ払わなくても居心地がいい、一種の礼節が『奥田』には保たれている。

安くて旨いメニューが豊富。ビールは大瓶が¥390!?
天満『酒の奥田』のメニュー
瓶ビールが¥390。ただし「大瓶が」である。「大関 上撰」(200ml)や「かのか」(グラス)は¥290。安くて塩気の強いアテをひとつ頼めば、充分に本気のセンベロが可能だ


この空気の中でこそ、誰もが朝から安心して飲める。ゆえに店は流行り、天満は栄える。酔いどれ生態系。

大阪らしく飲むなら「土手焼き」を!
天満『酒の奥田』の「土手焼き」
東京カレンダー


アテは、名物の「土手焼き」「ポテトサラダ」(¥320)などと無論の安さ。

天満『酒の奥田』の「くじら赤身」
店内に所狭しと貼られた無数のメニュー札のなかには、「くじら赤身」(¥400)や「白子ポン酢」(¥450)など意外にもアッパーめの一品もそろう。さくっとツマめる小さめポーションが嬉しい


益体もないことを考えつつ盃を干して表へ出ればまばゆい陽光と人いきれ。

午前中にもう一軒、いや二軒イケるか。

■店舗概要
店名:酒の奥田
住所:大阪市北区天神橋4-12-22
TEL:06-6351-9514
営業時間:10:00~(L.O.13:00)
15:00~(L.O.21:00)
定休日:日曜、祝日
席数:スタンディング70名相当

◆2軒目、3軒目はここに行け!

高コスパ座り飲みを代表する50年選手 『天満酒蔵』

天満『天満酒蔵』の外観
東京カレンダー


立ち飲みが多い天満エリアで、奥に長いカウンターがトレードマークの“座り飲み”店。

座っても生ビールが¥350と、立ち飲みをしのぐ高コスパ。

■店舗概要
店名:天満酒蔵
住所:大阪市北区天神橋5-7-28
TEL:06-6353-3792
営業時間:11:11~(L.O.21:00)
定休日:不定休
席数:カウンター22席、テーブル36席

看板からオシャレな洋アテ×ワイン酒場 『ニカイノ 徒然ルネサンス』

天満『ニカイノ 徒然ルネサンス』の外観
東京カレンダー


生ハムやピクルス、鶏レバーパテのブリュレなど洋風のアテでワインをカプカプ飲める洒落た立ち飲み。アテは¥600前後が中心。

■店舗概要
店名:ニカイノ 徒然ルネサンス
住所:大阪市北区天神橋4-12-11 2F
TEL:非公開
営業時間:15:00~(L.O.23:30)
定休日:不定休
席数:スタンディング25席

5坪、でも牛は一頭買いの立ち食い焼き肉 『電撃ホルモン ツギヱ』

天満『電撃ホルモン ツギヱ』の外観
東京カレンダー


わずか3坪の超狭小店ながら、系列の強みを生かして牛は一頭買い。

希少部位も楽しめる、立ち飲みホルモン焼きのパイオニアだ。

■店舗概要
店名:電撃ホルモン ツギヱ
住所:大阪市北区神橋5-6-33
TEL:070-5659-0348
営業時間:【月~金】17:00~(L.O.23:30)
【土・日・祝】12:00~(L.O.23:30)
定休日:不定休
席数:スタンディング15席

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