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「正気か?」「本当に気分悪い」“脅迫状が届く”異例事態に視聴者苦言…「超えるドラマはない」日本中を“釘付け”にした名作

  • 2025.7.6

特に恋愛ドラマにおいて、数々の名作を生み出してきたフジテレビ系列で毎週月曜夜9時に放送されている連続ドラマ、通称“月9”。今回は、そんな月9のなかでも“大人な恋愛”が描かれている月9ドラマ5選をセレクトしました。

本記事では第5弾として、1991年放送のドラマ『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“大人な恋愛”が描かれている月9ドラマ『東京ラブストーリー』

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(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)
  • 放送期間:1991年1月7日~3月18日

あらすじ

柴門ふみさんの同名漫画を原作に、ドラマ『Mother』や映画『花束みたいな恋をした』などで知られる坂元裕二さんによる脚本で実写ドラマ化した作品。

田舎から東京に転勤してきた永尾完治(織田裕二)は、天真爛漫で愛情表現がストレートな同僚・赤名リカ(鈴木保奈美)から一方的に好意を寄せられます。しかし、完治が想いを寄せていたのは、幼なじみの関口さとみ(有森也実)でした。

さとみは、完治の親友でもあるプレイボーイの三上健一(江口洋介)と付き合っているものの、完治に対しても特別な感情を抱いていました。完治はリカの積極的なアプローチや優しさに惹かれ始め、2人はやがて恋人関係となります。しかし、さとみへの未練を断ち切れない完治の優柔不断な態度は、リカとの関係に次第に影を落としていくのでした―。

『東京ラブストーリー』の見どころ※ネタバレあり

『東京ラブストーリー』を視聴した方から、「カンチも優柔不断過ぎる」といった声が寄せられていました。本作は完治をはじめとした登場人物たちの優柔不断な恋模様に、誰もがやきもきしたことでしょう。リカからの好意に戸惑いながらも、さとみへの想いを断ち切れない…。そんな完治の優柔不断な姿は、リアルと言えるかもしれません。

また、脚本家・坂元裕二さんによる数々の名台詞は、多くの方の心に突き刺さりました。リカの衝撃的な台詞をはじめ、登場人物たちの会話には、今も色褪せない名言や心に残るやり取りが散りばめられています。SNSでも「坂元裕二脚本のドラマはやっぱ名言多いな〜」というような声が多く寄せられていました。

視聴者から“脅迫状”が届いたことも…

『東京ラブストーリー』で、四角関係の渦中の人物である関口さとみ役を演じた有森也実さん。そんな有森さんは、本作のヒロインである赤名リカと対立する立場を演じていたため、リカを応援するファンからめっぽう嫌われたのだとか。

その嫌われっぷりは度を越したものもあり、一部の視聴者から有森さん宛てに脅迫状が届いたこともあったそうです。その事実にSNSでは「正気か?」「本当に気分悪い」と、作品内の“キャラクター”と“演じる役者”を混同するような行為に対して非難の声が上がりました。

俳優が見事に“嫌われる役”を演じきったことは本来称賛されるべき演技力の証ですが、行き過ぎた行為は決して許されることではありませんよね。

こういったことが起こったことは事実ですが、それ以上に「超えるドラマはない」など絶賛の声が多く見られ、楽しみながら視聴していた方にとっては忘れられない名作となっているはずです。

まだドラマ『東京ラブストーリー』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“社会現象を巻き起こした伝説のトレンディドラマ”をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です