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「納得いかない」「もしかして…」“迎えた結末”に視聴者騒然…「ついにきた」11年ぶりの“復活タッグ”で魅せた大人気ドラマ

  • 2025.7.5

特に恋愛ドラマにおいて、数々の名作を生み出してきたフジテレビ系列で毎週月曜夜9時に放送されている連続ドラマ、通称“月9”。今回は、そんな月9のなかでも“大人な恋愛”が描かれている月9ドラマ5選をセレクトしました。

本記事では第3弾として、2025年放送のドラマ『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“大人な恋愛”が描かれている月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』

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(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)
  • 放送期間:2025年4月14日~6月23日

あらすじ

フジテレビ系列の木曜劇場枠で放送されていたドラマ『最後から二番目の恋』シリーズの続編(第3期)。本作から、木曜劇場枠から月9枠での放送へと変わりました。

テレビ局の敏腕プロデューサー・吉野千明(小泉今日子)は、60歳を目前に控え、定年後の“セカンドライフ”という現実に戸惑っていました。一方、鎌倉市役所で再任用職員として働く隣人の長倉和平(中井貴一)も、心身の衰えを感じる日々を送ります。

2人の心の距離が縮まったのは、2020年のコロナ禍。孤独と恐怖のなかにいた千明を和平が支えたことがきっかけでした。お互いがかけがえのない存在であることを再認識した二人は、気の合う誰かが隣にいることの幸せを感じています。

2025年、和平の弟・真平(坂口憲二)が営む古民家カフェには、妹の万理子(内田有紀)典子(飯島直子)ら長倉家の面々が集い、相変わらずの日常が流れています。しかし、“価値観のアップデート”や“生老病死”といった避けられない時代の変化と現実に戸惑う大人たち。「自分が古いのか新しいのかわからない」と途方に暮れる千明と和平の前に、やがて予期せぬ出会いが訪れようとしていました―。

最終回に寄せられた“悲しむ声”と“期待の声”※ネタバレあり

『続・続・最後から二番目の恋』の見どころは、吉野千明(小泉今日子)と長倉和平(中井貴一)による絶妙な“大人の口ゲンカ”です。ただの悪口ではなく、お互いの人生経験や価値観がにじみ出る言葉の応酬は、おかしくもあり、深くもあり、非常に心地よくもあります。通常の恋愛ドラマでは得られない温かさやリアルを表現しており、大人たちはもちろん若者にも共感を生みました。

そんな2人の絶妙な関係性から11年の時が経ち、今作では千明が還暦間近、和平は定年を過ぎ、それぞれが人生の新たなステージに立っています。恋人とも夫婦とも違う、唯一無二の“同志”である2人の関係はそのままに、年齢を重ねたからこその悩みや、お互いへのより深い愛情が描かれました。特に最終回で描かれた、11年前のプロポーズへの答えは、多くの視聴者の涙を誘ったことでしょう。

脚本を務めた岡田惠和さんの真骨頂ともいえる、最終回に「なんて素敵な終わり方」「最高の終わり方だった」と絶賛の声が溢れ、なかには作品への愛が深すぎるあまり、「最終回なんて納得できないよ」「もしかしてまたやるのかな?」「なんとなく“続・続・続”があるようなそんな感じを残した終わり方」と最終回への悲しみの声とともに、続編を期待するコメントが多く寄せられていました。

物語の舞台・鎌倉に聖地巡礼するファンが押し寄せた人気作

『続・続・最後から二番目の恋』は、神奈川県にある鎌倉市を舞台にロケが行われました。江ノ島電鉄の極楽寺駅やおしゃれな雰囲気が漂う飲食店“鎌倉 北橋”など、さまざまなスポットを登場人物たちが訪れます。

そんな鎌倉の撮影スポットに、多数のファンが聖地巡礼でやってくるのだとか。飲食店『鎌倉 北橋』には50人以上の大行列ができることもあったそうで、本作の人気っぷりが伺えます。ストーリーやキャラクターはもちろん、こだわられたロケ地やセットも本作の魅力となっているようです。

まだ『続・続・最後から二番目の恋』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“ビターで心温まる大人の恋物語”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です