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「すっごい腹立つ」「実在しない事を祈る」“あまりの快演”に憤慨する声あがるも…「勝てるドラマあるのかな」大絶賛の秀作

  • 2025.6.23

日常生活で、女性たちに降りかかるさまざまな試練や災難。そんな毎日を戦う妻や母の姿を描いた作品は、多数存在します。今回は、そんな“戦う妻・母”を描いた作品5選をセレクトしました。

本記事では第1弾として、2015年放送のドラマ『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』(TBS系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“戦う妻・母”を描いたドラマ『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』

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(C)SANKEI
  • 作品名:ドラマ『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』
  • 放送期間:2015年4月14日~6月16日

あらすじ

バツイチのシングルマザー・蒲原希子(木村文乃)は、弁当屋を開業すべく5歳の息子・陽斗(横山歩)を保育園に入れるため奮闘していました。区役所での入園交渉は難航し、窮地に立たされる希子の元に救いの手が差し伸べられます。その1ヶ月後、陽斗は奈良岡フミ(室井滋)が園長を務める名門幼稚園に入園が決まりました。

入園初日、自転車で幼稚園に送り届けた希子が見たのは、高級車が並び、ブランドバッグを持ったセレブママたちが闊歩する異様な光景。あまりの場違いさに戸惑う希子でしたが、そのなかに中学・高校時代の同級生である神谷由紀(貫地谷しほり)を見つけます。希子は由紀に声をかけましたが、「ここは庶民が来る場所ではない」と冷たくあしらわれてしまいます。

園内では、開業医の妻・矢野聡子(長谷川京子)、元キャリアウーマンの後藤みどり(安達祐実)、そして園ママの絶対的トップ・小田寺毬絵(檀れい)といったセレブママたちが一線を画していました。こうして、希子の波乱万丈な生活が始まるのでした―。

ドラマ『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』の見どころ※ネタバレあり

同作の見どころは、貧乏VSセレブの階級バトルです。教育熱心でプライドの高いセレブママたちとの感情のぶつかり合いに目が釘付けになること間違いなし。セレブママを演じた豪華俳優陣による高い演技力や貧乏ママ役の木村文乃さんの等身大な演技によって、痛快で時に切ないバトルを丁寧かつ大胆に表現しています。

また、それぞれのママたちが人には言えない悩みを抱えており、視聴者に共感を与えるようなキャラクターも見どころ。各々の立場からくるプレッシャーや家庭内の問題が描かれ、単なる悪役ではない、憎めない人間性が浮き彫りになります。ママたちの葛藤や弱さが垣間見えることで、やがて絆が生まれていく過程が感動的に描かれています。

SNSでは俳優陣の演技の上手さに「すっごい腹立つ」「実在しない事を祈る」といった声も一部あったようですが、「息子のために奮闘する姿が美しい」「みんなそれぞれ悩みがあるなぁ、でもそれぞれ立ち向かっててカッコいいなって思った」「本当に最高だった」「これに勝てるドラマあるのかな」など、戦うママたちの姿に感銘を受けた方が多くいました。

高級ジュエリーブランドとタッグを組んだゴージャスな一作

同作は、高級ジュエリーブランド・ショーメ (CHAUMET) とタッグを組んでいることで話題を集めました。ショーメのPRマネージャーを務める北みづほさんは、今回のタッグについて次のように話しました。

235年の歴史のあるブランドだが新しい挑戦をしたかった。『ショーメ』は女性の個性を際立たせる品のよさがあるブランド。登場人物に合わせてうまく表現できれば出典:TBS×「ショーメ」が大規模プレイスメントに挑戦 「マザー・ゲーム?彼女たちの階級?」(WWD JAPAN)2015年4月12日配信

本作にはゴージャスな衣装を身にまとったセレブママが数多く登場し、それぞれの年齢やキャラクターなどを考慮して選ばれたジュエリーが作品を彩っています。

まだドラマ『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“セレブママVS貧乏ママをぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です