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「どの登場人物もかなりの胸クソ」“挑戦的な脚本”に視聴者ざわざわ…それでも「造り手の覚悟を感じる」大絶賛の傑作ドラマ

  • 2025.6.16

当たり前に過ごしている日々の見えないところで、現代社会が抱える問題に直面し辛く苦しい思いをしている人は少なからず存在していることでしょう。そんな人々や現代社会への鋭い問題提起をテーマとした作品は、“当たり前の日々”の大切さを視聴者に考えさせます。今回は、そんな“当たり前”と向き合う名作5選をセレクトしました。

本記事では第1弾として、2024年放送のドラマ『燕は戻ってこない』(NHK総合)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“当たり前”と向き合う名作ドラマ『燕は戻ってこない』

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(C)SANKEI
  • 作品名:ドラマ『燕は戻ってこない』(NHK総合)
  • 放送期間:2024年4月30日~7月2日

あらすじ

桐野夏生さんの同名小説を原作に、NHK総合の「ドラマ10」枠で実写ドラマ化。

派遣社員の大石理紀(石橋静河)は同僚に勧められた「卵子提供」によるお金稼ぎを検討するなか、生殖医療エージェントから「代理出産」を提案されます。依頼主は元バレエダンサーの草桶基(稲垣吾郎)とその妻・悠子(内田有紀)。2人は高額な謝礼で代理母を探しており、理紀は戸惑っていました。

決断に迷う理紀のもとに、故郷の叔母が危篤であるとの知らせが入ります。一方、悠子も夫が他の女性との間に子を作ることに葛藤を抱えていました。しかし、母・千味子(黒木瞳)の賛同を得て、代理出産の計画を進めていく基。ついに、理紀と草桶夫妻の三者が顔を合わせることになり―。

ドラマ『燕は戻ってこない』の見どころ※ネタバレあり

「子供はできて当たり前」そんな風潮が少しずつ変化している昨今。そんな中で同作は、代理出産や貧困、格差をテーマとしたストーリーです。主人公の理紀をはじめ、依頼者夫婦の悠子と基、そして周囲の人物たちも、それぞれに複雑な背景やエゴを抱えています。

SNSでは「どの登場人物もかなりの胸クソ」リアルで辛いなどのコメントが寄せられ、純粋な共感や感情移入が難しいと感じる視聴者がいたようです。一方で、「造り手の覚悟を感じる」「素晴らしい作品」と絶賛の声が殺到。

演技派俳優陣による演技も見どころで、主演の石橋静河さんは、追い詰められた状況下で葛藤する理紀の心情を見事に表現しています。また、稲垣吾郎さん・内田有紀さん・黒木瞳さんなど、実力派の俳優陣がそれぞれの役柄の複雑な内面を巧みに演じており、作品全体の緊張感とリアリティを高めています。SNSでは「俳優の皆さんの演技も素晴らしかった」「キャストさん達の演技にドハマリしてた」といった声が多く見受けられました。

主演女優、覚悟して臨んだ衝撃作

主演を務めた石橋静河さん、草桶夫妻を演じた稲垣吾郎さんと内田有紀さんが2024年4月12日に行われた出演者会見に出席。原作小説を読んだ感想や本作への意気込みなどを聞かれ、石橋静河さんは次のように話しました。

代理母のことはもちろん、貧困や女性が社会で生きていく中で抱える悩みなどのテーマが“叫び”として体に響いたんです。『これはドラマを通して世の中に伝えないといけない』と思いました
出典:「燕は戻ってこない」石橋静河が稲垣吾郎のバレエダンサー役を絶賛「王子様のよう」(映画ナタリー)2024年4月12日配信

インタビューで回答された覚悟が、作品からもひしひしと伝わってくることは言うまでもありません。視聴者からもその演技力には高い評価が寄せられており、SNS上では「本当に見事」「石橋静河さんの演技、素晴らしい」といった声が続出。

まだドラマ『燕は戻ってこない』を観たことがない方、また本記事を読んでドラマ『燕は戻ってこない』に興味を持っていただけた方は、“理紀と草桶夫妻に訪れる驚愕の結末”をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です