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「全然進まない」「後半から離脱した」“丁寧な脚本”に痺れを切らす視聴者も…「まさに圧巻」“19歳”ヒロイン女優が魅せた名ドラマ

  • 2025.6.15

老若男女問わず、幅広い世代から人気を集めるNHK“連続テレビ小説”シリーズ、通称・朝ドラ。1961年の放送開始から2025年までに112作もの作品が制作され、“最高傑作”と称される作品は1つに限りません。今回は、そんな“史上最高の朝ドラ”5選をセレクトしました。

本記事では第2弾として、2021年放送のドラマ『おかえりモネ』(NHK)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“史上最高”の朝ドラ『おかえりモネ』

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(C)SANKEI
  • 作品名:『おかえりモネ』
  • 放送期間:2021年5月17日~10月29日

あらすじ

2021年度前期放送のNHK“連続テレビ小説”第104作目となった作品。

宮城県気仙沼湾沖の自然豊かな島で育った永浦百音(清原果耶)は、高校卒業を機に内陸の登米市へ移り住みます。大学受験に失敗した百音は、祖父の知人のもとで林業や山林ガイドの見習いとして働く日々を送っていました。

そんなある日、百音は人気気象予報士との出会いをきっかけに、「天気予報は未来を予測できる世界」だと感銘を受けます。自分も未来を知りたいと、気象予報士になることを決意した百音。合格率約5%という難関試験に苦戦しながらも、百音は周囲の人々の支えを受けてついに合格を果たします。

上京後、民間の気象予報会社で働き始めた百音は、天候が人々の生活や人生を大きく左右することを痛感します。さまざまな分野で働く個性的な先輩や同僚に鍛えられ、失敗と成功を繰り返しながら気象予報士として成長していくのでした―。

「#俺たちの菅波」がトレンド入り※ネタバレあり

ドラマ『おかえりモネ』では、ヒロインである百音の成長を軸に話が進んでいきます。そんな本作のストーリーに関して「ストーリーが全然進まない」「最初は観てたけど後半から離脱した」といった声が一部あったようです。登場人物の表情や心情にフォーカスを当てるような演出が多い印象があり、物語に没入できる反面、展開がなかなか進まないといった声もありました。

一方で、キャスト陣の演技を高く評価する声が多く見られました。主演の清原さんはもちろん、特に注目を集めていたのが、菅波光太朗役を演じた坂口健太郎さん。あまりの人気っぷりに、SNSでは「俺たちの菅波!!!」「俺たちの菅波は永遠だと思ってます」など、放送当時に“#俺たちの菅波”が何度もトレンド入りするほどでした。

主演女優の悩みにベテラン俳優がかけた鶴の一声とは…?

ドラマ『おかえりモネ』でヒロインを務めた清原果耶さんは、共演者であるベテラン俳優のでんでんさんから鶴の一声を貰ったエピソードがあったようです。

「もう慣れてきた?つかめた?」と声を掛けられたことがあったと振り返り「私が『まだ、ちょっと分からないんです』と答えると、でんでんさんは『そのうち、もう分からないと感じなくなるぐらいに(役が)体になじんでくるから、これからだよ』とおっしゃってくださって。出典:「おかえりモネ」清原果耶 早撮影7カ月に「驚愕」肩の力も抜け“座長の欲”なじんだモネ役に“親目線”も(スポニチアネックス)2021年5月10日配信

SNS上でも「本当に演技が上手すぎる」「清原ここにあり!という演技」「まさに圧巻の演技」といった声が多く見られ、清原さんの繊細でリアリティのある演技に称賛が集まりました。

当時19歳だった清原さんの快演は、多くの視聴者の心に残るヒロイン像を作り上げたと言っても過言ではないでしょう。

まだドラマ『おかえりモネ』を観たことがない方、また本記事を読んでドラマ『おかえりモネ』に興味を持っていただけた方は、“不器用なモネが人々の心と天気を繋ぐ物語”をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です