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『さくらんぼの種』を口から出す時どうしてる?意外と知らない“スマートに見える方法”とは【プロが解説】

  • 2025.7.8
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

日本の初夏を彩る味覚のひとつに、さくらんぼがあります。甘くて美味しいさくらんぼですが、口から種をどう出すのが上品なのか、迷う方も多いのではないでしょうか。

この機会に、さくらんぼのマナーをチェックしてみましょう。

さくらんぼの種のスマートな出し方

まずさくらんぼを口に入れる前に、懐紙やペーパーナプキンを円錐形になるように折って、種入れを作っておきましょう。

さくらんぼは指でつまんで口に入れます。柄がついている場合は親指と人差し指で柄をつまみ、残りの指と手のひらで口元を隠すようにすると、口で柄を取るところを他人に見せないで済みます。空いている手をそっと口元に添えるのも、より丁寧な所作になります。

取った柄は、予め作っておいた種入れに入れます。口から種を吐き出す時も、種入れを口元に当て手で隠しながら種を吐き出します。

円錐形の種入れの開いているほうを手前に向けておけば、口から出した種が人目につきません。さくらんぼを食べ終わったら、種入れの口を折って閉じ、お皿の端においておきましょう。

場合によっては、懐紙やナプキン、ティッシュなど種を隠せるものが手元にないこともあります。そんな時は拳を作るよう手を軽く握って、反対の手で口元を隠しながら、拳にした手の中に種を吐き出すとよいでしょう。

お皿の上で拳を開くと、種はお皿に落ちます。種や柄はまとめてお皿の端に置くようにしましょう。

さくらんぼには正式なマナーがなかった!?

正式なマナーが要求されるような席では、種のあるフルーツがそのまま出てくることはあまりなく、お客様が食べやすいよう、種を抜いて出されるのが一般的だとされています。そのため、さくらんぼの種の出し方に関しては、厳密な『正式なマナー』は存在しないとされています。

しかし日本ではさくらんぼが広く流通していて、贈答品にするような高級品種もあります。そのため日本ならではのおもてなしとして、お客様にさくらんぼを出すことは珍しくありません。

今回ご紹介したものは、あくまで口から種を出すときに見られないようにしたり、上品に食べるときに使いたい技として覚えておくとよいでしょう。

上品な種の出し方を覚えてスマートに

さくらんぼはそのまま味わうだけでなく、パフェやデザートの彩りとしても欠かせません。上品な種の出し方を覚えておけば、ちょっと改まった席でも遠慮なくさくらんぼが食べられるはず。ぜひ試してみてくださいね。

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。


監修者:鮎永麻琴元国際線CA。「コミュニケーション帝王学®」開発者。
自分らしいコミュニケーションの在り方や関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。