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意外と知らない『箸置き』のマナー→箸先はどこに置くのが正解?知らないと恥をかくかも…【プロの解説】

  • 2025.6.16
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

普段は何気なく使っている『箸置き』ですが、気づかないうちに間違ったマナーで使っていることも。仕事の仲間や接待、友人との食事でも、恥をかいてしまうかもしれません…。

今回は、箸置きの正しい使い方や箸置きがない場合の対処法、マナーなどをお伝えします!

食事中の箸の置き方

まず、基本となる食事中の箸の置き方をお伝えします。今回は箸置きがある場合と箸置きがない場合の2つのパターンで解説します。

1、箸置きがある場合

食事の途中で箸を休ませるとき、よく箸先を箸置きにピッタリ合わせて置く方がおられますが、これはNG。正しい置き方は、箸先を3センチほど箸置きよりも外に出して置くのがマナーです。

2、箸置きがない場合

箸置きがない場合、箸袋があれば簡単に箸置きを作ることができます。まず、箸袋を半分に折り、次に横半分に折ります。これだけでも大丈夫ですが、両箸を三角に折り込むと、安定して見た目にも美しくなります。

他にも、懐紙や紙ナプキンがあれば、2〜3回折ってコンパクトにしたもの箸置き代わりにしてもOKです。

うどんや丼ものの場合、折敷(おしき)という薄いお盆のようなものに乗せて提供されることがあります。このとき箸置きがない場合は、箸先を左の縁にかけておいてもOKです。

会話をするときは箸置きに箸を置いて

特に、目上の人との食事で、箸を箸置きに置かずに会話すると、行儀が悪く見えます。必ず、箸置きに箸を置いてから会話するようにしましょう。

食事後の箸の置き方

食べ終わった後の箸は、箸先の汚れを見せないように置きます。

1、箸置きがある場合

懐紙や紙ナプキンで箸先の汚れを拭き取り、箸置きの上に置きます。

2、懐紙や紙ナプキンがある場合

懐紙や紙ナプキンを2〜3回くらい折り、箸先が隠れるように箸を置きます。

3、箸袋がある場合

箸袋に箸を戻し、袋の端を少し折って「使用済み」であることがわかるようにします。箸袋を箸置きとして使っている場合は、箸置きの間に箸先を入れて置いてもOKです。

4、何もなかった場合

もしも、箸置きだけでなく、懐紙や紙ナプキンなどもなかった場合は、お皿の縁に立てかけるように置いておきましょう。

箸置きがなくても臨機応変に

箸置きが見当たらないからと言って、「お皿に水平に箸を置く」のマナー違反です。箸袋や懐紙など、その場にある物を臨機応変に箸置き代わりにしましょう。また、箸置きなどがあるのに、箸をそのままテーブルに置くと、清潔感を欠き、マナー違反と見なされることもあります。

正しいマナーを知っていれば、自信を持って食事が楽しめます。ぜひ覚えてみてくださいね。


監修者:鮎永麻琴

元国際線CA。「コミュニケーション帝王学®」開発者。
自分らしいコミュニケーションの在り方や関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。