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『動物園』で撮影するときは気を付けて…意外と知らない“4つのNGマナー”とは?【プロの解説】

  • 2025.6.14
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

動物園は大人も子どもも楽しめる人気スポット。かわいい動物たちを間近で見ることができ、自然のふれあいを感じられる貴重な場です。でも、何気ない行動が動物やほかの来園者にストレスを与えてしまうことも。

知らずにマナー違反をしてしまうと、恥をかくだけでなく、動物園の環境にも悪影響を及ぼすことがあります。この記事では、動物園での基本的なマナーを知り、誰もが気持ちよく過ごせるヒントをわかりやすく紹介します。

1、カメラのフラッシュ撮影禁止

動物は人間よりも光に敏感な場合があります。そのため、ほとんどの動物園で、カメラのフラッシュ撮影は禁止です。動物たちが強い光に驚きストレスを感じたり、興奮したりしてケガにつながる恐れも…。基本的にはカメラの設定を『発光禁止モード』にしておきましょう。

また、動物園によってルールは異なりますが、自撮り棒の使用が禁止されている場合もあります。また使用が禁止されていない場合でも自撮り棒を伸ばし、柵を越えて撮影したり、周りを見ないで撮影するのはマナー違反。撮影時は動物園で提示されているルールをしっかり守りましょう。

2、ゴミは持ち帰るかきちんとゴミ箱へ入れる

動物園でのゴミは慎重に扱ってください。ゴミが風に飛ばされ動物の展示スペースなどに入ってしまい、動物が食べてしまった場合、消化しづらいプラスチックなどを誤って食べた場合、命に関わることも…。

ゴミはしっかり持ち帰るか、園内の指定のゴミ箱にきちんと捨てましょう。

もし、あなたのゴミでなくても、動物の近くにゴミが落ちているのを発見した場合は、ゴミ箱に捨てましょう。また、来園者からは手の届かない場所にゴミを見つけた場合は、動物の命を守るために近くのスタッフに知らせることも大切です。

3、食べ物を勝手に与えたり、見せびらかしたりしない

動物に販売されているもの以外の餌を、勝手に与えることは絶対にしてはいけません。動物たちの食事は、飼育員さんが健康状態に合わせて与えています。

たとえ、飼育スペースの近くに生えている草でも、もしかしたらその動物にとっては害となるものかもしれません。人間の食べ物はもちろんですが、動物の気をひくために、餌として販売されているもの以外の草や葉っぱをあげるのも絶対にやめましょう。

動物の前でおやつなど食べ物を食べるのを控えましょう。動物が食べ物を見て興奮してしまう可能性があります。食べ物を指定のスペースで食べるようにしましょう。

4、寝ている動物を無理に起こそうとしない

動物園では動物たちを静かに観察しましょう。見に行ったタイミングで寝ていると、子どもがガッカリしてしまって「起きてー!」と声をかけたくなるかもしれません。

動物たちは音に敏感です。大きな声を出したり、柵やガラスを叩いたりすると、動物が驚いたり、ストレスを感じてしまいます。動物園では、眠っている姿も起きている姿も、そのまま静かに観察しましょう。

マナーを守って楽しく過ごしましょう

動物園は、動物たちと人間が共に学び、楽しむ場所です。普段何気なくしている行動でも、動物や周囲の人に影響を与えることがあります。だからこそ、動物園でのマナーをしっかり理解し、守ることが大切です。

静かに見守り、決められたルールを守ることは、動物たちの健康と安全、そしてみんなが快適に過ごせる環境づくりにつながります。これを機に、動物園での過ごし方を見直してみてはいかがでしょうか?


監修者:鮎永麻琴

元国際線CA。「コミュニケーション帝王学®」開発者。
自分らしいコミュニケーションの在り方や関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。