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物価調整したら分かった!「プレミアリーグ、本当の移籍金高額選手ランキング」TOP10

  • 2025.5.13
物価調整したら分かった!「プレミアリーグ、本当の移籍金高額選手ランキング」TOP10
物価調整したら分かった!「プレミアリーグ、本当の移籍金高額選手ランキング」TOP10

Text by 石井彰(編集部)

近年のサッカー界では選手の移籍金が非常に高額なものになり、100億円以上が動くことも珍しくはなくなってきた。

しかしながら、サッカー界における物価や移籍金の基準が時代によって違うため、実際にどれだけの価値だったかという点についてはわかりにくいものがある。

今回は『PlanetFootball』から「インフレを調整したうえで比較したプレミアリーグの歴史上最も移籍金が高かった選手」をご紹介する。

10位:ジャック・グリリッシュ

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移籍元:アストン・ヴィラ

移籍先:マンチェスター・シティ

実際の移籍金:1億ポンド(およそ193.71億円)

インフレ調整後の推定額:1億1630万ポンド(およそ225.28億円)

シティが彼のバイアウト条項を満たす1億ポンドを行使して獲得したグリリッシュ。物価変動を加味すると約1億1,630万ポンドになると計算された。

当シティでは7つの主要タイトル制覇に貢献したが、「本当にこの値段に見合っているか」はいまだ賛否が分かれるところでもある。今季はレギュラーとはいかず、放出の可能性も示唆される。

9位:リオ・ファーディナンド

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移籍元:ウェストハム・ユナイテッド

移籍先:リーズ

実際の移籍金:1800万ポンド(およそ34.87億円)

インフレ調整後の推定額:1億2260万ポンド(およそ237.49億円)

2000年11月にリーズが当時1800万ポンドを投じて獲得したファーディナンド。当時のディフェンダーとして最高額になった彼も、インフレ調整を経て価値は1億2260万ポンドに跳ね上がるようだ。

リーズの守備の要となってすぐに頭角を現した彼は、後にマンチェスター・ユナイテッドへの売却益も含めてクラブ経営的には大成功だったといえる。

8位:ポール・ポグバ

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移籍元:ユヴェントス

移籍先:マンチェスター・ユナイテッド

実際の移籍金:8930万ポンド(およそ172.98億円)

インフレ調整後の推定額:1億2370万ポンド(およそ239.62億円)

2016年夏に古巣のマンチェスター・ユナイテッド復帰を果たしたポグバ。当時の移籍金は8930万ポンドだったと伝えられているが、今に換算すると約1億2370万ポンドになる。

大きな期待を受けたものの、イングランドに戻ってきたポグバがそれに見合った活躍ができたかどうかについては疑問が残る。ユナイテッドはユヴェントスに彼を2回放出したことになるが、どちらも0円での退団であった。

7位:ドワイト・ヨーク

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移籍元:アストン・ヴィラ

移籍先:マンチェスター・ユナイテッド

実際の移籍金:1260万ポンド(およそ24.41億円)

インフレ調整後の推定額:1億2690万ポンド(およそ245.82億円)

1998年8月にマンチェスター・ユナイテッドが当時としては巨額であった1260万ポンドを支払ったドワイト・ヨーク。今なら1億2690万ポンドの価格になる大型取引だった。

当時の感覚としては「これだけの大金を支払うのは?」という声もあったものの、結果的にユナイテッドでは公式戦189試合65ゴール、6つのメジャータイトル獲得と大きな貢献を見せた。

6位:アンドリー・シェフチェンコ

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移籍元:ミラン

移籍先:チェルシー

実際の移籍金:3000万ポンド(およそ58.11億円)

インフレ調整後の推定額:1億3380万ポンド(およそ259.18億円)

2006年夏にバロンドール経験者であったシェフチェンコをチェルシーが約3000万ポンドで獲得したときには、サッカーファンは大いに期待したものだ。

当時もプレミア史上最高額だったが、今換算すると約1億3380万ポンドに到達するものになる。ロマン・アブラモヴィッチ氏によるチャレンジであったが、期待ほどの活躍を見せられなかったシェフチェンコは、「チェルシーの歴史上でも屈指の残念補強」に数えられている。

5位:フェルナンド・トーレス

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移籍元:リヴァプール

移籍先:チェルシー

実際の移籍金:5000万ポンド(およそ96.86億円)

インフレ調整後の推定額:1億3830万ポンド(およそ267.9億円)

2010-11シーズン途中にチェルシーが当時5000万ポンドで獲得したスペイン代表FWトーレス。当時でも巨額の補強であったが、今に換算すると約1億3830万ポンドとさらに跳ね上がる。

到着直後こそインパクトがあったものの、怪我やメンタル面の問題もあって得点数は伸び悩んだ。多くの評論家やファンが「リヴァプール時代のトーレスとは別人だった」と評した。

4位:リオ・ファーディナンド

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移籍元:リーズ

移籍先:マンチェスター・ユナイテッド

実際の移籍金:3000万ポンド(およそ58.11億円)

インフレ調整後の推定額:1億5210万ポンド(およそ294.63億円)

2002年夏、リーズからユナイテッドへ3000万ポンドで移籍したファーディナンド。インフレ調整後の金額は約1億5210万ポンドに匹敵するとのことだ。

アレックス・ファーガソン監督の下でクラブを牽引し、その後の12年間でリーグ優勝5回、CL制覇1回など数え切れないほどのタイトルを積み上げた。今振り返っても、この大型補強はユナイテッド史上屈指の大成功と言っていいものだ。

3位:スタン・コリモア

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移籍元:ノッティンガム・フォレスト

移籍先:リヴァプール

実際の移籍金:850万ポンド(およそ16.47億円)

インフレ調整後の推定額:1億5500万ポンド(およそ300.25億円)

1995年7月に行われたビッグディールである。リヴァプールがノッティンガム・フォレストから850万ポンドで買った大型FWスタン・コリモア。当時の英国内の移籍金記録を塗り替え、インフレを換算すると約1億5500万ポンドになるという。

リバプール在籍2年間で81試合35ゴールをマークし、クラブの攻撃陣に新風を吹き込んだ。怪我や調子の波もあって評価が分かれたものの、当時の相場を考えればまずまずの投資だったと言える。

2位:フアン・セバスティアン・ベロン

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移籍元:ラツィオ

移籍先:マンチェスター・ユナイテッド

実際の移籍金:2810万ポンド(およそ54.43億円)

インフレ調整後の推定額:1億5650万ポンド(およそ303.16億円)

2001年夏、マンチェスター・ユナイテッドがベロンの獲得に支払った2810万ポンドは、インフレ後を考慮すると約1億5650万ポンドに到達すると伝えられている。

アルゼンチンの天才MFは正確無比なパスと試合の読みで期待を一身に背負ったものの、当時のフィジカル的なイングランドのサッカーにはあまり馴染むことができず本領を発揮し切れなかった印象が強い。

1位:アラン・シアラー

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移籍元:ブラックバーン

移籍先:ニューカッスル

実際の移籍金:1500万ポンド(およそ29.06億円)

インフレ調整後の推定額:2億770万ポンド(およそ402.34億円)

1996年夏のマーケットでニューカッスルが当時1500万ポンドを支払って獲得した“北東の王子”シアラー。故郷に戻ってきた彼は長くクラブのレジェンドとして活躍し、多くのゴール記録を塗り替えた。

インフレ調整後は飛び抜けた約2億775万ポンドとなり、プレミア史上「実は最も高価な選手」の座を守っている。そのニューカッスル愛に溢れたプレーは地元サポーターを熱狂させ、金額以上の価値をクラブと街に刻み込んだ。

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