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医師「見直してみて」→実は『やりすぎ』が原因かも…オイリー肌の人がやっている“NGなスキンケア”とは?【医師が解説】

  • 2025.6.22
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「テカリやベタつきが気になる...」「いろいろケアしてるのに、肌がかえって脂っぽくなった」なんて経験はありませんか?実は、良かれと思ってやっていたそのスキンケアが、オイリー肌の根本原因になっているかもしれません

この記事では、医師が教える『NGスキンケア』のポイントをわかりやすく解説。正しいケアで肌の油分バランスを整え、すっきり爽やかな肌を目指しましょう!

オイリー肌の人がやりがちなスキンケアとは

オイリー肌は余分な皮脂の分泌によって起こりますが、その原因はそれぞれ異なり、生活習慣やストレス、ホルモンバランスなど複数の要素が絡み合っています。だからこそ、多くの人が「皮脂を抑えたい」と思い込み、強力な洗顔や過剰な保湿抜きでケアしてしまいがちです。

しかし、こうした方法は肌のバリア機能を壊し、逆に皮脂分泌を増やす結果に。皮脂を抑えたいからという気持ちが誤ったケアが肌トラブルを招き、気になるテカリが増す悪循環に陥ってしまうので、「なぜしっかりケアしているのに効かないのか?」と疑問に思う方は多いのです。

どんなスキンケアがNG?原因と具体的な例

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

医師や皮膚科専門家が指摘するオイリー肌に良くないスキンケアには、いくつか代表的なものがあります。

  1. 強すぎる洗顔:過度な皮脂除去は逆効果
    「脂を落とそう」と思ってゴシゴシ洗顔したり、洗浄力の強い洗顔料を使い続けることは、肌が乾燥しやすくなり、皮脂を過剰に分泌してしまいます。特に、夜だけでなく朝も強力な洗顔料を使用して一日数回洗顔するのは避けましょう。
  2. 保湿を怠ること
    「脂が多いから保湿はいらない」と思う人もいますが、肌が乾燥すると、皮脂が過剰に分泌されるため、適切な保湿は必須。油分が多い重めのクリームを使うのは避けつつ、保湿成分を含んだ軽いテクスチャーのアイテムを選ぶことが大切です。
  3. 油分を過度にカットするスキンケアの使用
    オイリー肌対応と謳う商品でも、あまりに油分をカットしすぎるものは、不足した潤いを補う力が弱く、バリア機能が低下します。特にアルコールや界面活性剤が強い化粧水などは注意が必要です。
  4. 触りすぎ・過剰な皮脂抑制
    肌に触れる回数が多かったり、皮脂が気になるからとティッシュで頻繁に拭き取る行為も刺激となり、皮脂分泌が増えがちです。なるべく肌を優しく扱う習慣を意識しましょう。

これらを踏まえ、医師も「本当に肌状態に合わせたケア選びと生活習慣の見直しが重要」とアドバイスしています。つまり「オイリーだから洗えばいい」「保湿は不要」という単純な思い込みが、肌状態を悪化させる大きな原因となっているのです。

正しいスキンケアでオイリー肌とさよならしよう

オイリー肌対策として良かれと思いながらやってしまいがちなスキンケアは、肌のバリアを壊し、かえって皮脂分泌を悪化させてしまうことが多いです。強すぎる洗顔や保湿の怠り、過剰な油分カット、肌への刺激はNG。大切なのは、肌の状態を知り、適度に洗顔し、適度な保湿を行い、刺激を減らすこと。

近年は肌診断機の性能が上がっているため、気になる人は美容クリニックで肌の状態を正確に診断できるそう。もし知りたい場合は、お近くの美容皮膚科のクリニックに行ってみてはいかがでしょうか。

生活習慣や食事、十分な睡眠も肌の健康に影響するので、トータルで見直すのもおすすめです。正しいケアでオイリー肌をコントロールし、心地よい素肌を手に入れましょう!


監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/)

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2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。