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管理栄養士「なるべく避けて」→ 実は『とうもろこし』と相性の悪い食べ物があった…食べ合わせが“NGな食材”とは?

  • 2025.7.4
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

身近で人気の野菜「とうもろこし」。甘くて食べやすく、夏の味覚として楽しむ方も多いですよね。でも、実はとうもろこしと一緒に食べるとよくない組み合わせがあるって知っていましたか?

健康面での注意点や食べ合わせのポイントは、食事の満足度にも影響します。管理栄養士が「なるべく避けてほしい」と指摘するその食材はいったい何なのでしょう?今回は、とうもろこしの食べ合わせに関する驚きの事実とその理由を詳しく解説します。

とうもろこしに含まれる主な栄養素と健康効果

とうもろこしは、まずその豊富な炭水化物がエネルギー源として優れています。特にでんぷんが主成分で、体を動かす力をしっかり補ってくれます。また、とうもろこしは食物繊維の含有量も高め。食物繊維は腸内環境を整え、便秘改善に役立つなどの効果があります。

加えて、とうもろこしにはビタミンB1が豊富に含まれています。ブドウ糖という脳のエネルギー源の代謝を助けてくれるため、ビタミンB1が不足すると集中力が低下し、疲れやイライラの原因にもなることも。また、ビタミンCも含まれていて免疫力の強化や美肌に役立つといわれています

そんなたくさんの栄養素があるとうもろこしですが、相性の悪い食材があるのです。

とうもろこしと相性の悪いNG食材とは?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では具体的に、とうもろこしと相性の悪い食材にはどんなものがあるのでしょうか?管理栄養士によると、代表的なNG食材は「牛乳(乳製品)」です。

とうもろこしも牛乳も、やや消化に時間がかかる食材。体調がすぐれない時や胃腸が弱い人には、組み合わせによって胃もたれを感じることもあります。

乳製品は胃酸で固まりやすく、とうもろこしの食物繊維と合わさると、人によっては消化しにくいと感じることも。特に胃腸が弱っているときは、組み合わせを避けたほうが良い場合もあります。

一方でコーンポタージュはとうもろこしをそのまま使用しているわけではなく、クリーム状にしているため、そのままのとうもろこしよりも消化に負担がかかりにくいので問題ない場合が多いです。

反対にとうもろこしとよく合う食材もあります。たとえば、トマトや鶏肉、ピーマンなどはビタミンやミネラルのバランスが良く、消化への負担も少ないためおすすめです。

食べ合わせを意識して

とうもろこしは栄養豊富で美味しい食材ですが、合わせる食材によっては消化不良や栄養吸収の妨げになることがあるため、食べ合わせに注意することが大切です。

これからとうもろこしを楽しむ時は、ぜひ食べ合わせにも目を向けてみてください。適切な組み合わせを選ぶことで、とうもろこしの良さをしっかり得ながら、快適な食生活を送ることができますよ。


監修者:西島 理衣(管理栄養士)
千葉柏駅前胃と大腸肛門の内視鏡日帰り手術クリニック健診プラザ所属の管理栄養士。子どもから大人までの食育と栄養指導に携わり、「薬だけに頼らない健康づくり」をサポート。日常生活で実践しやすい食事アドバイスを得意としています。食事から始める健康づくりを、千葉柏駅前健診プラザでお手伝いします。