1. トップ
  2. 高齢者「席譲って」→怪我で立てなかった若者…直後、“衝撃発言”に非難殺到「完全に悪い」<海外の電車トラブル2選>

高齢者「席譲って」→怪我で立てなかった若者…直後、“衝撃発言”に非難殺到「完全に悪い」<海外の電車トラブル2選>

  • 2025.4.30
undefined
出典:photoAC(写真はイメージです)

通勤・通学時の公共交通機関では、様々な人々が同じ空間を共有しています。そんな中、「思いやり」や「マナー」として考えられている行動が、時に予期せぬ反応を引き起こすことも…。

昨今海外のSNSサイト「Reddit」で、電車内での出来事に関する投稿が大きな反響を呼んでいます。

今回は、電車内での「席の譲り合い」と「うたた寝」という2つのシチュエーションから生まれたトラブルについて、海外の人々の反応をご紹介します。

松葉杖をついた若者がお年寄りに席を譲らなかった結果…

電車やバスでは「お年寄りや体の不自由な方に席を譲る」というのが一般的なマナーとされています。

しかし、譲る側にも様々な事情がある場合、単純に「席を譲るべき」と言い切れないケースも。ある投稿者の体験談が多くの議論を呼びました。

正直、自分でも「ひどいことをしたのかな」と思っていることがあるんだけど、聞いてくれる?

昨日の午後の話なんだけど、私は電車に乗ったんだ。その時間帯は、仕事や学校を終えた人で電車はかなり混んでいた。

実は最近、足首をひどく骨折してしまい松葉杖をついていないと歩けないレベル)、その治療のための通院で電車を利用していたんだ。

電車に乗ると、席がすべて埋まってしまっていて、仕方なく頑張って立っていようとしたんだ。でもその時は、ある男性が親切に席を譲ってくれて、ありがたいことに席に座ることができたんだ。

問題はこの次。
次の駅で、歩行器を使ったお年寄りが乗ってきて、「すみませんが、この席に座ってもいいですか?」と聞いてきたんだ。私は「申し訳ないですが、足首がすごく痛くて、電車が揺れる中で立っていたら転んでしまいます」と正直に答えた。

すると、その老人はため息をついて「君たちの世代は本当にダメだな、敬意がない」と嫌味を言ってきた。私は本当に悲しくて、思わず涙が出そうになった。さらに彼は、「電車に乗れるなら立てるだろう」とまで言ってくる始末…

幸いにもすぐに自分の降りる駅に着いたので、そのまま降りたんだけどさ。私はそんなに悪かったのかな?

最後に捨て台詞のように背後から「ああ、やっと敬意を示したな」と皮肉を言われたしね。

この投稿に対して、多くの人は「怪我をしている人に席を求めるのは筋違い」と投稿者を擁護しました。

「他の健康な乗客をスルーして、唯一の負傷者に席を要求するのはおかしい」「年寄りだからといって特権意識を持つのは間違っている」といった意見が大半でした。

また興味深いのは、「電車に乗れるなら立てる」という老人の言葉について、「それは老人自身にも当てはまるのでは?」と指摘する声も多かったことです。

  • 断った瞬間に文句を言い出した時点で彼が完全に悪い
  • わざわざ一時的な怪我を負ってる人を狙って席を譲れっていうのは納得いかない
  • 電車に乗れるなら立てるだろ」って彼は言ったけど、彼も歩行器を使って電車に乗ったんだよね?じゃあ、彼も立てるってことじゃない?

電車で肩に寝かかってきた女性の意外な反応に困惑する投稿者

電車内での別のシチュエーションも話題となりました。隣に座った見知らぬ女性が肩にもたれかかって寝てしまい、起こさずそのままにしておいたところ、目覚めた女性から思わぬ反応を受けたという投稿です。

私は普段、電車を使って通勤している者なんだけど、この前起きたことを聞いてくれる?

私が乗る電車はいつも混んでいて、なかなか座れないんだけど、その日はたまたま座ることができて。

席でリラックスをしていると、2つ目の駅で若い女性が隣に座ってきて、座るや否やすぐに寝てしまったんだ。しかも私の肩にもたれかかってきて。身長差があったためか、彼女の頭がちょうど私の肩にフィットして、いい枕代わりだったんだろうね。

声をかけるべきか、少し動くべきか、咳払いでもするべきか迷ったんだけど、まあ困ることでもないからそのままにしておいたんだ。

15分ほど経った頃、彼女が目を覚ましてさ、はじめこそ少しぼんやりとしていたんだけど、肩にもたれかかって寝ていたとわかるや否や、急に睨みつけてきて一言

あんた何考えてるの?

私はとっさに「ごめんなさい」と謝ってしまって。でも彼女の怒りはさらにエスカレートして、「なんで起こしてくれなかったの?私、あんたの肩に乗っかってたのよ?」と言い放ってきたんだ。

周りの乗客たちもこのやり取りを見ていたはずなのに、何も言ってくれなかったし。

彼女はさらに私を罵り体型をバカにするようなことまで言ってきたし。その後、バッグを抱えて反対側に座りなおしていたけど。

その後またしばらくして、今度は「謝れ」と強く要求しだしてさ。

私は仕方なくもう一度謝り、そのまま1駅乗り過ごして別の駅で降りたんだ。
不運なことに彼女も私と同じ駅で降りる予定だったらしく、さすがに同じ駅ではおりたくなかったからね。

なんかこの出来事がずっと頭から離れなくてさ、1週間ずっと落ち込んでいるんだ。もともと自信がなく、自己肯定感も低いのですが、これまでここまで言われたことはなかったんだ。

妻にも(当然子どもにも)このことは話していないけど。これって私が悪かったのかな。

この投稿についても、多くのコメントが寄せられました。

大部分は「投稿者は何も悪くない」「むしろ女性が謝るべき」という意見。「恥ずかしさを紛らわすために逆ギレした」「パーソナルスペースを侵害したのは女性の方」といった分析も見られました。

一方で、「見知らぬ人(特に女性)を肩で寝かせるのは不自然」「最近は犯罪も多いから女性が警戒するのも無理はない」という指摘もあり、「本当に親切にするなら起こすべきだった」という意見も少数ながら見られました。

  • この女性、どんだけ図々しいの!?
  • 恥ずかしさをあなたのせいにしたか、自己中心的なタイプで自分は常に正しいと思っている
  • 投稿主は親切だけど、こういった問題が起きることも予想しておくべきではあった

まとめ

今回紹介した2つの事例は、公共交通機関という限られた空間で起こりうる人間関係のトラブルのお話。

どちらのケースでも、「思いやり」や「配慮」が思わぬ方向に発展してしまった点が共通しています。

席の譲り合いの事例では、若者だからという理由だけで「譲るべき」と判断されることの不条理さが指摘され、実際の身体状況を優先すべきという意見が大勢を占めました。

一方、うたた寝の事例では、静かに見守る「消極的な親切」が場合によっては相手に不快感を与える可能性も示唆されました。

これらの議論から見えてくるのは、公共空間での振る舞いに関する「正解」の難しさ。文化的背景や個人の価値観によって受け取り方は大きく異なり、同じ行動でも称賛されることもあれば批判されることもあります。

最終的には、お互いの状況を尊重し合い、コミュニケーションを取ることが重要かもしれません。思いやりを持ちつつも、時には相手の意向を確認することで、より良い公共空間が作られていくのではないでしょうか。


出典:Reddit(AITA for refusing an old man my spot on the train?AITA for letting a young woman on the train sleep on my shoulder?)