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「理解できない」「絶対無理」“不穏な展開”に視聴者苦悶…それでも“世界が認めた”衝撃作

  • 2025.6.5

今回は“キャストの快演が見事な秀作”5選をセレクトしました。

本記事では第4弾として、2013年公開の映画『そして父になる』をご紹介。この作品では、福山雅治さんの演技が注目され、映画自体も大人気作品となりました。ぜひ最後までにご覧ください。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

2013年公開の映画『そして父になる』どんな作品?

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(C)SANKEI

映画『そして父になる』は2013年公開の映画で、監督は映画『誰も知らない』や『海街diary』、『万引き家族』でも有名な日本の名監督である是枝裕和さん。福山雅治さんや尾野真千子さんなどの豪華キャストが出演し、「第66回カンヌ国際映画祭」で審査員賞を受賞した作品として今でも注目される作品です。

あらすじ

大手建設会社に勤めるエリートサラリーマン・野々宮良多(福山雅治)は、完璧主義で仕事中心の生活を送り、妻・みどり(尾野真千子)と6歳の息子・慶多とともに、ごく普通の幸せな家庭を築いていた。

ある日、病院から突然の連絡が入り、「出生時に子どもが取り違えられていた」という衝撃的な事実が告げられるのだ。自分たちが育ててきた慶多は“血のつながらない子ども”だった。戸惑いながらも、相手の家族――自然体で温かい家庭を築いてきた斎木夫婦(リリー・フランキー、真木よう子)と出会い、“血は繋がっていない”がこれまで育ててきた子どもと「離れる」か否かという、究極の選択を迫られる。

血のつながりとは何か。家族とは何か。父親とはどうあるべきか。
葛藤の末にたどり着いた“本当の父親”としての姿とは――。

福山雅治が世界で評価された作品

映画『そして父になる』は、「第66回カンヌ国際映画祭」で審査員賞を受賞し、世界的に評価を受けた作品の一つです。

福山雅治さんが演じる主人公は、プライドが高く、人を見下したような話し方で時に相手をいら立たせてしまう男。この嫌味な男の葛藤を福山雅治さんの繊細な演技が上手く表現し、多くの人の心に響く作品となりました。

2つの家族の様子が描かれた本作品は、福山雅治さん演じる野々宮の家族とリリー・フランキーさんが演じる斎木の家族を上手く対比させています。

同作の結末は、視聴者によって解釈が分かれており、実子を選んだ結末と捉えた方は「そんな簡単に割り切れない」「6年過ごした子と別れる決断が理解できない」「育てた子と離れるなんて絶対無理」という声が多く、あえて結末を明確にしない演出に「不完全燃焼」「結末が納得いかない」という厳しい声も見受けられました。

一方で、「何度観ても泣いてしまう」「福山雅治やっぱりすごい俳優だ」「家族の大切さを知りました」「これは見るべき映画」「是枝監督の傑作です」「凄く考えさせられる」と絶賛の声が続出。見事な脚本と、福山雅治さんの役者としての演技力が光る作品になりました。

キャストの快演が見事な秀作

今回は2013年公開の映画『そして父になる』をご紹介させていただきました。

福山雅治さん出演の作品ということで話題となり、福山雅治さんが名俳優として世界から称賛されるきっかけを作った作品でもあります。「第66回カンヌ国際映画祭」で審査員賞を受賞した日本の名作『そして父になる』、現代の社会問題も描かれているため、多くの方に見ていただきたい作品です。福山雅治さんの演技に是非ご注目ください。


※記事は執筆時点の情報です