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「一線を超えてる」「絶対観返すことはできない」“痛ましい脚本”に苦痛の声も…“忘れられない”衝撃映画

  • 2025.6.9

ストーリーや演技、構成、演出などに強烈なインパクトがあり、一度観ただけでも深く心に刻み込まれるような作品。今回は、そんな“ずっと心に残る”秀作5選をセレクトしました。

本記事では第4弾として、2019年公開の映画『岬の兄妹』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“ずっと心に残る”秀作映画『岬の兄妹』

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Google Geminiにて作成(イメージ)
  • 作品名:映画『岬の兄妹』
  • 公開日:2019年3月1日

あらすじ

日本のとある港町。足に不自由を抱える道原良夫(松浦祐也)は、自閉症の妹・真理子(和田光)と二人で暮らしていました。職を失い生活に困窮した良夫は、妹が町の男から金銭を受け取っている事実を知ります。苦悩の末、良夫は生活のために真理子に売春を斡旋するようになるのでした。

罪悪感を抱えながらも妹の客を探す良夫は、これまで理解しようとしなかった妹の喜怒哀楽に触れるなかで、複雑な思いを抱えるようになります。そんななか、金銭と引き換えに男と時間を過ごす真理子の心と体には、徐々に変化が現れ始めるのでした―。

心エグられるストーリーに驚愕…※ネタバレあり

映画『岬の兄妹』では、ネグレクトや障がい、売春、リストラなど、現代社会にはびこる重く辛いテーマをメインにストーリーが進みます。決して見過ごしてはいけないテーマでありながらも、あまりにもシリアスな展開に「一線を越えてるキツさ」「しんどすぎた…」というような声もあったようです。

一方で、「俳優陣の演技力も高く心がエグられる」「色々と考えさせられる映画だった」「忘れられない」「もう絶対観返すことはできないけど、 一度は観て欲しい」と、感銘を受けた方も多くいたようです。特に妹役を務めた和田光沙さんの演技が、より深く考えさせられるきっかけになりました。

名監督・片山慎三氏、渾身の一作

映画『岬の兄妹』は、片山慎三さんの初長編監督作品です。片山さんと言えば、2022年に配信されたドラマ『ガンニバル』で監督を務め、一躍注目の的となりました。そんな片山さんは、ポン・ジュノ氏などの名だたる監督の助監督として長きにわたって活躍しながら、映画製作のノウハウを吸収していたそうです。

本作の制作にあたっても、助監督の経験をフルに生かしたことを明かしています。

まだ映画『岬の兄妹』を観たことがない方、また本記事を読んで映画『岬の兄妹』に興味を持っていただけた方は、“岬の兄妹に訪れる痛切な物語”をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です