1. トップ
  2. 「残酷」「目が離せない」“想像を超える展開”に戦慄…実力派俳優が怪演で魅せた“圧巻の名映画”

「残酷」「目が離せない」“想像を超える展開”に戦慄…実力派俳優が怪演で魅せた“圧巻の名映画”

  • 2025.6.8

予想外の展開が続く作品は視聴者の感情を大きく揺さぶり、強烈なインパクトを与えます。今回は、そんな“予想外の展開”に度肝を抜かれる名作5選をセレクトしました。

本記事では第4弾として、2016年公開の映画『淵に立つ』をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“予想外の展開”に度肝を抜かれる名作・映画『淵に立つ』

undefined
(C)SANKEI
  • 作品名:映画『淵に立つ』
  • 公開日:2016年10月8日

あらすじ

郊外で小さな町工場を営む鈴岡利雄(古舘寛治)は、妻の章江(筒井真理子)・娘の蛍(篠川桃音)と、会話こそ少ないものの平穏な日々を送っていました。そんな彼らの日常は、利雄の旧友・八坂草太郎(浅野忠信)の突然の訪問によって一変。出所したばかりの八坂を利雄は住み込みで雇い、家族の一員のように迎え入れます。章江も八坂の礼儀正しさに次第に心を開き、蛍も音楽の才能を持つ彼に懐いていきました。

しかし、ある日八坂は章江に過去の殺人を告白。その衝撃的な告白を機に、章江は八坂に対して愛情にも似た複雑な感情を抱くようになります。そして家族が八坂を中心に回り始めた矢先、八坂は一家に深い傷跡を残し、忽然と姿を消してしまうのでした――。

カンヌ国際映画祭で賞を受賞!浅野忠信の演技に視聴者震撼 ※ネタバレあり

第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞するなど、国内外で高く評価された映画『淵に立つ』。犯罪者を受け入れたがゆえに家族が崩壊していくストーリーは、胸がザワザワするような気持ちにさせる展開や演出が連続します。

そのため、SNSなどでは「想像外の展開だけど、とても良かった」「後半の展開が怖すぎて多分二度と観れない」「残酷だよ」「目が離せない」「予測できない展開で、あっという間の2時間」といった“予想外の展開”に戦慄する声が多く見受けられました。

一方で、主演を務めた浅野忠信さんの演技が話題に。浅野さんの何を考えているのか分からないミステリアスな佇まいと、時折見せる人間的な側面が、物語に緊張感と深みを与えています。

SNSでは「浅野さんの顔がしばらくトラウマ」「浅野忠信さんの笑顔がとても怖かった」「こうゆう役すると浅野忠信ってゾクゾクするほどハマる」など、浅野さんの演技が多くの方の記憶に深く刻み込まれたようです。

主演俳優のアイデアでキャラを確立…映画『淵に立つ』

映画『淵に立つ』で主人公・八坂草太郎を演じた浅野忠信さんは、八坂の衣装にもアイデアを出したのだとか。

自分の演じるキャラクターをハッキリさせ、視聴者にすぐ認識させるため、一番簡単に表現できるのが見た目だと考え、アイデアをぶつけたのだとか。

まだ映画『淵に立つ』を観たことがない方、また本記事を読んで映画『淵に立つ』に興味を持っていただけた方は、“1人の男に狂わされる人間模様”をぜひ目撃してみてください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です