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担当職員のミスが原因で…約60年後、道端でみつけた看板に「やりきれない」

  • 2025.5.27

岩手県の「がっかり島」や三重県の「シャックリ川」など、日本には「え!?」と看板を二度見してしまいたくなるような面白い地名が数多く存在します。

レヴォーグVMG北海道(@VMG_hokkaido)さんがX(旧Twitter)に投稿した「面白看板・北海道代表」というポストが注目を集めています。

投稿者さんが発見したのは、どんな看板なのでしょうか?

気になる投稿が、こちら!

投稿者さんがポストしたのは「ヤリキレナイ川」の看板。

ヤリキレナイ川…言葉の端々から落ち込んだ雰囲気の感じられるこの川は、北海道夕張郡由仁町を流れています。長さ5kmほどのごく短い川なのだとか。

由仁町の公式サイトによれば、語源はアイヌ語の「ヤンケ・ナイ(魚の住まない川)」もしくは「イヤル・キナイ(片割れの川)」ではないかと推測されているとのこと。

しかし、大雨の度に反乱し、近隣の住民に甚大な被害を及ぼすことが多かったことからそのうち「やり切れない川」というあだ名がついたのだそう。

1966年、担当職員が誤って正式書類に「ヤリキレナイ川」とあだ名の方を記入してしまった結果、「ヤリキレナイ川」が正式名称として定着することに。名前が定着するまでのいきさつもなんだか遣り切れないですね…。

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出典:レヴォーグVMG北海道(@VMG_hokkaido)さん

こちらは、別な角度から見た夕暮れ時の看板。

哀愁漂う物悲しい姿に、情緒を感じませんか?

土地の歴史と深く紐づいた川や山の名前は面白い!

北海道にある「ヤリキレナイ」という落ち込み気味な名前を持つ川の紹介でした。それにしても、何度も大雨で氾濫しその度にさまざまな物を流してしまう川だったとは…「やり切れない」というのは住人の気持ちを代弁する言葉だったのですね。

その土地の歴史と深く関係した川や山の名前には他にどんなものがあるのだろう?そんな興味をそそられる投稿でした!

取材協力:レヴォーグVMG北海道(@VMG_hokkaido)さん